ロッテ・ソト 決勝のゲッツ弾!「ラミちゃん」の前で一発芸継承 移籍しても巨人キラー健在

2024年06月06日 05:30

野球

ロッテ・ソト 決勝のゲッツ弾!「ラミちゃん」の前で一発芸継承 移籍しても巨人キラー健在
<巨・ロ>4回、ソトはランを放ち笑顔を見せる(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【交流戦   ロッテ4―3巨人 ( 2024年6月5日    東京D )】 ロッテは5日、巨人戦に4―3で競り勝ち、前日に23安打を浴び18失点大敗した悔しさを翌日に晴らした。4番のネフタリ・ソト内野手(35)が4回に決勝点となる先制の右越え6号3ラン。DeNA時代の監督だったアレックス・ラミレス氏(49)が始球式を務めた試合で、その尊敬する恩師から引き継いだ「ゲッツ!」ポーズも決めた。連敗を2で止めたチームは、日本ハムを抜いて2位に再浮上した。
 本家よりも、尊敬する師匠よりも、先に決めた。0―0の4回無死一、二塁だ。ソトはカウント2―1からの4球目、外角高め145キロの直球を強振した。打球は巨人ファンで埋まる右翼席に飛び込む先制6号3ラン。ベンチに戻った4番はお決まりの「ゲッツ!」パフォーマンスで5月25日のソフトバンク戦以来の一発を祝った。

 対戦相手巨人の「レジェンズデー」。日本一に貢献した助っ人OBとしてラミレス氏が来場していた。5回終了後には、お笑いタレントのダンディ坂野とラミレス氏が「ゲッツ!」を披露して球場を盛り上げたが、結果的にその2人よりも先にパフォーマンスを決めていたソトは「とても面白い感じでした。本物のゲッツ!(ダンディ坂野)とラミちゃんもいて、その前には自分もやったので、凄く楽しいことでした」と愉快そうに笑った。

 尊敬と親しみを込めて「ラミちゃん」と呼ぶラミレス氏は、ソトにとって来日1年目の18年から3年間監督だった恩人だ。入団テストを経て抜てきされ、2度の本塁打王に上り詰めた。「自分が毎日試合に出られるポジションを探して、チャンスを与えてくれた。調子が悪い時にはタイミングについてアドバイスをもらったし、凄く感謝している」と振り返る。感謝と、尊敬の気持ちを込めて、恩師の代名詞だった「ゲッツ!」パフォーマンスを継承。この日、来場することは知らなかったそうだが、「ラミちゃんの前で打てて凄く良かった」と“恩返し弾”を喜んだ。

 2日の阪神戦では0―1の9回無死一、二塁の絶好機に痛恨の遊ゴロ併殺打に倒れ、連勝が11でストップしていた。前日は出場せず、投手陣が23安打を浴びて18点を失い大敗した。悔しさが募る2連敗を自らのバットで止め、これが巨人戦32本目のアーチ。球団別では広島と並ぶ最多となり、移籍しても巨人キラーぶりは健在だ。

 「チームに流れを持ってこられたと思う」。これでパ・リーグ2位、交流戦3位に浮上。頼もしい助っ人の一撃で再進撃ののろしが上がった。(大内 辰祐)

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