このゆびと~まれ
【第22回】深日交流発表会
2020年07月27日 05:00
社会
実際にどういうことを行っているのか紹介します。
例えば、5年生の人数が6人ということを最大限に生かした結果、米作りと梅づくりでお世話になった北濱さん、河野さんと一緒に発表するという方法を思いつきました。
5年生の児童たちは、学習した米作りや食糧生産の話を劇でまとめ、生産者も思い出の場面で登場していただきました。
また、地元消防団の方がAED(自動体外式除細動器)の使い方を教えてくれるコーナーを設けたり、児童たちに大正琴を教えている先生たちが演奏会を開催したりしました。
教員が無料通話アプリの使い方や危険性、設定方法を教えたりと、参加した誰もが交流を楽しみ、学べる場にしています。
この交流発表会ですが、深日小の児童数が年々減っているにもかかわらず、大勢の方に来校していただき、準備していたパイプ椅子が足りなくなるくらいにぎわっています。
多くの方に発表の機会を設けたことで、参加者が増え始めているのだと考えています。
児童や学校のことを知ってもらう絶好の機会にもなっています。みなさんも観に来られて、ぜひ参加してください。
では、今回はこのあたりで。このゆびと~まれ。
(長根わかば)(次回掲載は8月3日)
【深日(ふけ)】大阪府の最南端、泉南郡岬町にある深日は四国や淡路島への交通の要衝として繁栄した。地区人口は1971年の8059人から、2019年には3766人に減少。深日小学校の児童数も1978年は875人いたが、2019年には74人にまで減少した。大阪市内から電車で約1時間の場所にも、少子高齢化の波が押し寄せている。