このゆびと~まれこのゆびと~まれ

【第35回】梅ジュースと梅干しづくり

2020年10月26日 05:00

社会

【第35回】梅ジュースと梅干しづくり
今年は大きなざるに3皿分採れました Photo By スポニチ
 今年も見事な梅の実を収穫することができて、本当によかったです。
 さて、収穫した梅ですが子どもたちと一緒に選別して樽(たる)につけました。今年は天候不順もあって、昨年度ほどの収穫量は無かったのですが、今年もおいしい梅シロップと梅干しを作ることができました。

 梅シロップは早速、砂糖のみで漬け込み、梅干しも深日(ふけ)小の校歌にも歌われる「ちぬの浦風」と呼ばれる浜からの風を浴びて、運動場で天日干しのあと、衛生管理を昨年以上に気を配りながら漬け込みました。

 残念ながら、今年はコロナ禍のため、子どもたちが食品づくりにかかわることができませんでした。

 しかしながら、子どもたちの心には自分たちの住む町の自然や人々の心の豊かさに対する気づきがたくさんありました。

 今年は多くの行事が延期や中止になり、子どもたちも教職員も複雑な思いがたくさんあります。そのなかで、続けていくものを精選し、できることから始めていくことが大切だと感じています。

 今回はこのあたりで。このゆびと~まれ。

              (岡田 良平)(次回掲載は11月2日)

 【深日(ふけ)】大阪府の最南端、泉南郡岬町にある深日は四国や淡路島への交通の要衝として繁栄した。地区人口は1971年の8059人から、2019年には3766人に減少。深日小学校の児童数も1978年は875人いたが、2019年には74人にまで減少した。大阪市内から電車で約1時間の場所にも、少子高齢化の波が押し寄せている。

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