このゆびと~まれ
【第70回】梅ジュースでかんぱ~い!
2021年06月28日 05:00
社会
その青梅を使って梅シロップづくりを行いました。
梅とグラニュー糖を瓶に詰め、それらが溶けあう様子を観察しながら、シロップができあがるのを楽しみに待ちました。
グラニュー糖が溶け、ある程度シロップができてくると、溶け残っているグラニュー糖が沈殿してきます。
そのため5年生の子どもたちは、登校するとすぐに梅の瓶を横に倒してゴロゴロ転がします。そうすることで沈殿したグラニュー糖が梅と混ぜ合わさり、さらに溶けていきます。
「おいしいシロップにな~れ」
「早く梅ジュース飲みたいな~」
そんな思いでゴロゴロ…と、毎朝しっかり瓶を転がしました。
教室に着くと
「今日は梅シロップだいぶ溶けてたで」
「なんか梅がしわしわになってきてた」
ささいな変化にも気づき、私に報告してくれています。
また、クラスの日直さんたちが交代で梅シロップの記録も行ってきました。日々の変化に驚き、楽しんで付けられました。
そして梅とグラニュー糖を瓶に詰めて、10日目!
すっかりグラニュー糖も溶け、待ちに待った梅シロップの完成です♪
瓶から丁寧に梅を取り出します。10日前の様子とは大違い!!
梅がしわしわで小さくなり、梅のエキスがしっかりシロップに出きったこともよく分かりました。
梅とグラニュー糖だけでこんな素敵な梅シロップが出来上がるなんて!!
子どもたちも梅シロップのいいにおいにうっとり。
本当にすごくいいにおいなんです。
梅シロップをこして、水で5倍に薄めれば梅ジュースのできあがりです♪
せっかくなので、深日小の運動場にある芝生で梅ジュースを飲むことにしました。
みんなでかんぱ~い!!
「今まで飲んだ梅ジュースで1番おいしい!」
「おかわりしたい~」
中には、もったいないからと、一口ずつ味わって飲む児童もいました。
自分たちの手で収穫し、一から作った梅ジュースですから、味も格別です。大満足でした。
今回はここまで。このゆびと~まれ。
(谷内 彩佳)(次回掲載は7月5日)
【深日(ふけ)】大阪府の最南端、泉南郡岬町にある深日は四国や淡路島への交通の要衝として繁栄した。地区人口は1971年の8059人から、2019年には3766人に減少。深日小学校の児童数も1978年は875人いたが、2019年には74人にまで減少した。大阪市内から電車で約1時間の場所にも、少子高齢化の波が押し寄せている。