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【第46回】段ボールやぐらづくりにチャレンジ!

2021年01月11日 05:00

社会

【第46回】段ボールやぐらづくりにチャレンジ!
まとめ学習(1) Photo By スポニチ
 みなさん、こんにちは。深日(ふけ)小で4年生の担任をしている根来理佐子です。私は大学での専攻が美術だったことをいかして図工を担当しています。
 おっちゃんや子どもたちのやぐらの学習の熱意をいかしたいと思い、社会科担当の岡田先生とコラボレーションして図工でやぐらづくりにチャレンジしたことを紹介します。

 4年生は社会科と総合的な学習の時間のなかで、深日やぐら保存会のみなさんにご協力いただきながら、模造紙に学習のまとめを書きました。

 おっちゃんたちが何度も学校に来てくれ、祭りの決まり事、準備などを教えてくれました。

 また、祭りの際に歌う音頭も何度も何度も歌って教えてくれたので、子どもたちは歌えるようになりました。

 今年はコロナ禍によって祭りが中止になってしまいましたが、おっちゃんたちと一緒に学習したことで、「来年は祭りに参加したい」と思ってくれる子どもたちがたくさん増えました。

 子どもたちがやぐら祭りの学習を通して、知見が広がり、地域への愛着が深まっていくのを感じて、子どもたちに「段ボールでやぐらを作らない?」と持ちかけたところ、みんな「やりたい!」と目を輝かせて言ってくれました。

 段ボールや装飾品のアイデアを出し合い、空き教室を利用して、「段ボールやぐら製造工場」にしました。

 私はおっちゃんたちがくれた深日のやぐらの見取り図を元に各部品ごとの設計図を作りました。

 正直、どこまで子どもたちができるか不安でした。というのも、算数で学習する平面を立体に変える展開図の学習が必要になってくるからです。さあ、段ボールやぐらは一体どうなるのでしょうか。

 次回のお楽しみに。このゆびと~まれ。

 (4年生担任・図工担当 根来 理佐子)(次回掲載は18日)

 【深日】大阪府の最南端、泉南郡岬町にある深日は四国や淡路島への交通の要衝として繁栄した。地区人口は1971年の8059人から、2019年には3766人に減少。深日小学校の児童数も1978年は875人いたが、2019年には74人にまで減少した。大阪市内から電車で約1時間の場所にも、少子高齢化の波が押し寄せている。

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