このゆびと~まれ
【第51回】大学生って楽しそう!!
2021年02月15日 05:00
社会
1つ目は、自分のことを大学生にわかりやすく紹介すること。
2つ目は、大学生の話を聞いたり、質問し、大学での学習や生活を知ることでした。
簡単なあいさつをしたあと、最初に金沢星稜大の芥川元喜先生が子どもたちに自己紹介をしてくれました。自身のこと石川県のことを、小学校6年生でも理解できるようにわかりやすく話してくれました。
さらにオンライン授業の緊張をほぐすために、いきなりのクイズ大会です。石川県のいろいろな場所の写真を見せて、「これはどこかわかりますか?」。教員も一緒に盛り上がりました。
続いて大学生の自己紹介です。
打ち合わせの時よりも内容はバージョンアップしていました。深日(ふけ)小の子どもたちが自分たちの学習の目標を達成できるように、理解しやすい中身になっていました。
いよいよ子どもたちの自己紹介です。
とても緊張した面持ちでのスタートとなりましたが、そんなこともあろうかと、6年生は担任教師と自己紹介での秘策を考えていました。
それは、自分の好きなグッズや得意なことをわかりやすく見せることでした。
好きなアニメのキャラクターのグッズ。好きな芸能人の写真がはられたうちわ。自分の体の柔らかさをアピールする。ブルーライトカットのサングラスを使って笑いをとるなど、全員が工夫した自己紹介を披露することができ、大学生からもほめてもらいました。
その後は大学生への質問タイムです。
「なぜ、その大学を選んだんのですか」
「大学生活で一番楽しかったことはなんですか」
「上下関係は厳しいですか」など、興味があることを聞くことができ、大学生は笑顔で分かりやすく答えてくれました。子どもたちも大きくうなずいたり、マスク越しでも分かる笑顔をみせていました。
リモート授業は画面越しなので、どうしても相手の様子や反応が分かりづらくなりコミュニケーションが難しくなります。そのため対面よりも大げさに反応することが必要になります。こんな細かいテクニックまで子どもたちはマスターしていたんです。
最後は大学生主導でオンラインでできるレクリエーションを楽しみ、みんな笑顔で交流を終えることができました。
子どもたちも大学生活へのイメージを持つことができ、中には「大学に行く気がなかったけど、行くのも良いかなと思いました」と、感想を書いた子もいました。
次回の交流は2月24日です。
子どもたちが自分の将来の夢や希望について発表します。
今回はこのへんで、このゆびと~まれ。
(情報担当 奥 雄二)(次回掲載は22日)
【深日(ふけ)】大阪府の最南端、泉南郡岬町にある深日は四国や淡路島への交通の要衝として繁栄した。地区人口は1971年の8059人から、2019年には3766人に減少。深日小学校の児童数も1978年は875人いたが、2019年には74人にまで減少した。大阪市内から電車で約1時間の場所にも、少子高齢化の波が押し寄せている。