このゆびと~まれこのゆびと~まれ

【第49回】ワクワクするぞぉ~!

2021年02月01日 05:00

社会

【第49回】ワクワクするぞぉ~!
国語の漢字の学習もこんな感じです Photo By スポニチ
 『ギガ・スクール構想』という言葉を耳にしたことはありますか。
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、全国の学校が休校となった昨年の2月頃から、情報番組等でもよく取り上げられていました。

 これは、国が全国の小中学校の子どもたちに一人1台のパソコンと学校にインターネット環境等を整備するものです。

 岬町でも12月頃から子どもたちに、一人1台のパソコンが配備され、各教室にインターネットの環境が整い、少しずつ日々の学習で使い始めています。

 各クラスにあるパソコン用の充電ケースの中に、人数分の自分専用のパソコンがあるんですよ。調べたいときにすぐに調べられるし、何といってもタッチパネル式のパソコンなんで、画面に書いて学習することもできるんです。

 私が子どもの頃とは全く違いますね。持ち運びもできるのですごく楽しそうに学習していますね。

 さあ、せっかくのパソコンです。学校に導入されたことがゴールではなく、教職員と子どもたちがこれからどう活用するかがとても大切になってきます。

 この一人1台端末を活用して、『世界を広げたい!!!』と考えています。

 さて、卒業間近の6年生では、キャリア教育の一貫として『将来について本気だして考えてみた』という課題設定をし、学習に取り組んでいます。

 将来の自分の姿を考える中で『大学生』という姿が、子どもたちの中でイメージすることが少し難しかったようです。

 そこで前回、紹介した芥川元喜先生と「一緒になにかできないか」との考えが一致し、金沢星稜大・人間科学部こども学科の現役学生と交流の機会を設けさせてもらうことになりました。

 芥川先生と打ち合わせを続ける中で、「みんながワクワクする取り組みにしたいですね」という話になりました。

 小学生と大学生の交流はもちろん、将来、教員を志す大学生にとっても、教員から小学生との関わり方、学習の準備や工夫などを学ぶ機会になればと思っています。

 我々、深日(ふけ)小の教員にとっても、はじめての試みになるので、学ぶべきことは大変多いと思います。

 参加した誰もがワクワクすることを目指した取り組みの実践は次回に紹介させていただきます。

 それでは今回はこのへんで。このゆびと~まれ。

             (情報担当 奥 雄二)(次回掲載は8日)

 【深日(ふけ)】大阪府の最南端、泉南郡岬町にある深日は四国や淡路島への交通の要衝として繁栄した。地区人口は1971年の8059人から、2019年には3766人に減少。深日小学校の児童数も1978年は875人いたが、2019年には74人にまで減少した。大阪市内から電車で約1時間の場所にも、少子高齢化の波が押し寄せている。

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