このゆびと~まれ
【第78回】今度は梅干し!
2021年08月23日 05:00
社会
梅シロップ作りで収穫した青梅の頃と比べると、梅の実も大きくなり、色もほんのりオレンジ色に!
梅の変化にも気づき、楽しく梅採りを行いました。
今回もコロナウイルス感染防止のため、学年を分散しては梅採りは行いましたが、前回とはペアを組む学年を入れ替え実施しました。
「大きいの採れたー!」
「採りやすくしてくれてありがとう!」
高学年のお兄さんやお姉さんが、低学年の子どもたちに高い枝を下げて採りやすくしてあげている姿は、見ていて本当にほっこりしました。
そして、5年生は河野さんへのインタビュー第2弾も行いました。
梅干しのいいところはどんなところですか?
「唾液(だえき)が出ること。唾液っていうんは消化液で、胃を助けてくれるんよ」
梅干しには体を助ける役目があることを教えてもらいました。
梅干しづくりで気をつけることはありますか?
「梅雨の時期でカビが生えやすくなるから、完全密封することが大事なんよ。塩を漬ける前にしっかり拭いてね」
梅干しづくりで大切なポイントを教えてもらいました。
このカビが梅干しづくりで一番の失敗のもとになりやすいんです!
塩漬けが進むと梅酢が上がってきて、梅酢にしっかり梅が漬かっているとカビは大丈夫なようですが…これがまた難しい!
梅酢には殺菌効果があることも教えてもらいましたが、今年の梅干しは上手に作れるのでしょうか?
「梅が大好き!」という河野さん。本当に大事に育てておられるんだなあと、前回のインタビューも含め、改めて感じることができました。
学校に戻ると他の学年が採ってきた梅も集めてありました。
「すごいいいにおいやなあ」
「めっちゃいい色~!」
思わず感動している子どもたちもいました。
今回も梅を選別し、水でしっかり洗います。
「先生、前とおんなじやんな!」
梅シロップの時と同じように、すっかり慣れた手つきで手際よく作業を行いました。
そして水分がカビの原因になるので、しっかり乾かしました。
翌日、河野さんに来校していただき、梅干しの作り方を教えてもらいました。
その様子は次回のお楽しみに!!
このゆびと~まれ。
(谷内 彩佳)(次回掲載は30日)
【深日(ふけ)】大阪府の最南端、泉南郡岬町にある深日は四国や淡路島への交通の要衝として繁栄した。地区人口は1971年の8059人から、2019年には3766人に減少。深日小学校の児童数も1978年は875人いたが、2019年には74人にまで減少した。大阪市内から電車で約1時間の場所にも、少子高齢化の波が押し寄せている。