このゆびと~まれこのゆびと~まれ

【第54回】負けないで

2021年03月08日 05:00

社会

【第54回】負けないで
深日小の音楽室にて Photo By スポニチ
 みなさん、こんにちは。私たちはボーカル&キーボードの「み~やん」とサックス&コーラスの「みなみ」から成る女性ポップスデュオのtricolore(トリコロール)です。
 これまでに世界的なダンサー、女優さん、劇団、映像とのコラボレーション、またオーケストラ小編成など、独創的なワンマンライブを開催したり、ショッピングセンター等でのインストアライブ、学校での芸術鑑賞会、社会福祉施設での慰問演奏など、幅広く活動を展開してきました。

 現在は、難病と闘うこどもたちを支援する基金団体のテーマソングや、FMラジオの番組エンディング曲に「負けないで」が起用されています。

 また、イオンタウン伊勢ララパークのテーマソングを担当したりもしています。

 私たちがミュージシャンとして心がけているのは、聴いてくれる人の心に元気や希望を送る音楽を発信していきたいという想いと、自分らしくありのままの姿に自信をもって生きていくことの大切さを、皆さんと共有したいということです。

 深日(ふけ)小学校の子どもたちとは、これまでに南海電鉄と連携して開催された「えっきーフェスティバル」で共演したり、芸術鑑賞会に呼んでいただいたりし、交流を重ねてきました。

 ところが、コロナ禍において学校が休校になったり、文科省からの通達もあって音楽の授業で「歌が歌えない」、「リコーダーやピアニカがふけない」という事態に直面しました。

 そんな中、音楽担当の先生から「どうやって音楽の授業を進めていこうか」という相談を受けました。

 そこで「深日小学校に代々受け継いでいけるテーマソングを、こどもたちと一緒に授業の中で作っていこう」ということになりました。

 音楽は歌い、曲を奏でるだけではなくて、自分たちの思いを歌詞や曲づくりに込め、表現していくこともとても大切です。
 深日小学校の大ピンチにミュージシャンとして何か役に立てないかという思いもありました。

 さあ、子どもたちとの曲づくりはどうなっていくのでしょうか。

 この続きは次回のお楽しみに。このゆびと~まれ。

             (み~やん&みなみ)(次回掲載は15日)

 【深日(ふけ)】大阪府の最南端、泉南郡岬町にある深日は四国や淡路島への交通の要衝として繁栄した。地区人口は1971年の8059人から、2019年には3766人に減少。深日小学校の児童数も1978年は875人いたが、2019年には74人にまで減少した。大阪市内から電車で約1時間の場所にも、少子高齢化の波が押し寄せている。

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