紀藤正樹弁護士 小学館編集者声明「気持ち伝わって…が実際にルール化できるのは社としての小学館だけ」

2024年02月09日 08:14

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紀藤正樹弁護士 小学館編集者声明「気持ち伝わって…が実際にルール化できるのは社としての小学館だけ」
紀藤正樹弁護士 Photo By スポニチ
 弁護士・紀藤正樹氏(62)が8日、自身のX(旧ツイッター)を更新。昨年10月期放送の日本テレビドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)の急死を受け、同日に小学館の「第一コミック局編集者一同」が声明を発表したことに言及した。
 紀藤氏は「編集者さんの気持ちが伝わってきます。が実際にルール化できるのは社としての小学館だけだと思います。言った言わないにならないためにも漫画家さん弁護人制度を作るべき時ではないでしょうか」と自身の考えをつづった。

 編集者一同による声明は「作家の皆様 読者の皆様 関係者の皆様へ」へ向けたもので、「本メッセージは、我々現場の編集者が書いているものです」と前置き。ドラマ制作において「著者の意向が尊重されることは当たり前のこと」とし、「守られるべき権利を守りたいと声を上げることに、勇気が必要な状況であってはならない。私たち編集者がついていながら、このようなことを感じさせたことが悔やまれてなりません」とつづった。

 そして芦原さんの意向をドラマ制作側に伝え、交渉していたのは「弊社の担当編集者とメディア担当者」とし、「弊社からドラマ制作サイドに意向をお伝えし、原作者である先生にご納得いただけるまで脚本を修正していただき、ご意向が反映された内容で放送されたものがドラマ版『セクシー田中さん』です」と説明。

 最後に「プチコミック」の執筆者や読者へ向けて「私たちが声を挙げるのが遅かったため、多くのご心配をおかけし申し訳ありませんでした」と謝罪。「プチコミック編集部が芦原妃名子先生に寄り添い、共にあったと信じてくださったこと、感謝に堪えません。その優しさに甘えず、これまで以上に漫画家の皆様に安心して作品を作っていただくため、私たちは対策を考え続けます」とメッセージを送っている。

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