「不適切にもほどがある」お断りテロップ3回目 文言変化「今更ですが…」「是非を問う」番組P語る裏側
2024年02月09日 22:19
芸能
宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けるヒューマンコメディー。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」の阿部&宮藤氏&磯山晶プロデューサーが「タイガー&ドラゴン」以来19年ぶりにタッグを組んだ。主人公は1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまう“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与える。
第3話は、小川市郎(阿部サダヲ)は再び昭和へ。一人娘の純子(河合優実)たちが待つ自宅に戻る。一方、令和の犬島渚(仲里依紗)と秋津くん(磯村勇斗)は向坂サカエ(吉田羊)の元夫でタイムマシン開発者・井上昌和(三宅弘城)と対面。過去を改ざんすると未来が変わってしまう“タイムパラドックス”の危険性について聞かされる。そして、純子は昭和の過激なバラエティー番組の挑戦者に。市郎とサカエもスタジオに付き添う。渚は先輩プロデューサー・栗田一也(山本耕史)の担当番組で起こったスキャンダルに巻き込まれ…という展開。
開始17分。昭和の深夜番組「早く寝ナイト チョメチョメしちゃうぞ」(テレビ日出)のMC、ズッキーこと鈴木福助(秋山竜次)がスタジオ入り。廊下ですれ違うと、向坂サカエ(吉田羊)に「おネエちゃん、チョメチョメ足りてる?」。サカエは「お尻触られたんですけど」「えっ、ウソ、信じられない!訴訟!」――
「今更ですが、このドラマには不適切な表現および喫煙シーンが含まれます。が、時代による文化・風俗の変遷と、その是非を問うことを主題としているため、あえて1986年当時のまま放送します」
第1話(1月26日)、第2話(2月2日)の「注釈テロップ」にはなかった「今更ですが」「その是非を問うことを主題としているため」の文言が加わった。
第2話以降、「注意喚起テロップ」の文言や表示のタイミングが変化しているが、宮藤氏と長年タッグを組む磯山晶プロデューサー(TBSスパークル)は「これは完全に宮藤さんが『テロップが出て一番面白い方法』を図っているのだと解釈しています」と明かした。
次回は第4話「既読スルーしちゃダメですか?」(2月16日)が放送される。