カズレーザー 原作者の意向「“ちゃんと尊重しますから”という言葉だけで、なあなあになっている部分が」

2024年02月09日 13:34

芸能

カズレーザー 原作者の意向「“ちゃんと尊重しますから”という言葉だけで、なあなあになっている部分が」
「メイプル超合金」のカズレーザー Photo By スポニチ
 お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザー(39)が9日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。昨年10月期放送の日本テレビドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急死した問題で、原作漫画の出版元の小学館、小学館「第一コミック局」編集者の一同、そして、ドラマの脚本を担当した脚本家・相沢友子氏のコメントについて言及した。
 カズレーザーは「原作者の意向とか、どういう意図があるかというのは、たぶん伝達されてないようにドラマがつくられていると思うんですよ。間に入る人は、全員が認可をしないといけないから。原作者の気持ちはこうです、脚本家の方はこういう気持ちです、中には現場で変えてくださって結構ですというスタンスの人もいるじゃないですか。ドラマの現場はその場その場で変えたりするじゃないですか。それを伝えることもしないわけじゃないですか」と言い、「フジテレビだって昔、原作をめちゃくちゃ改変したドラマもあるし」と指摘。そして、「そういう定義とかをドラマに携わった人は全員に話すべきなんですよ。実際にどうだったのか、本当は話すべきだと思うんです。それでどこに問題があったのかというのをちゃんと振り返って反省するべきだと思う。このセクシー田中さんの作品だけの問題にしちゃうのはおかしいんじゃないのかなと見てて思いますよね」と自身の考えを話した。

 この意見に、数々のドラマに出演しているMCの谷原章介は「漫画ですと、原作者、そして編集の方、アシスタントの方、スタッフもいますけれども、意思の集約ってしやすいじゃないですか。僕らドラマとかをやっていて感じるのは、やっぱり監督がいて、スタッフさん、メーク、衣装、小道具だったりとか、カメラだったりとか。それで役者がいて、脚本家の方がいて。それぞれプロが集まっていろいろな意思をもって、こっちがいいんじゃないか、あっちがいいんじゃないかってやっていると、意思の集約は多少難しい面もあったり、方向性というにも、なかなか少人数という形よりは方向性を見出すのは難しい作業であるのはたしか」とドラマづくりについて説明した。

 すると、カズレーザーは「現場の熱もあったりするとは思うんですよ。その中でトップの方、現場を仕切る方がいたりする。仕切る人が結局、バラバラだと思うんですよ。本当は海外作品みたいに、これだけのお金がかかりますけれども、原作の権利というか、ここまで改変することも許可して下さいという額まで積んで、許可を取るようにしないといけない。今、それを抑えて、でも“ちゃんと尊重しますから”という言葉だけで、なあなあになっている部分があると思うんです」と自身の見解を述べた。これに谷原も「たしかにあらためて映像化の在り方、仕組みづくりを考える時かも知れませんね」とうなずいていた。

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