“世界のオザワ”2000年代は病との闘いの連続 白内障、食道がん、腰椎横突起骨折、大動脈弁狭窄症…

2024年02月09日 19:40

芸能

“世界のオザワ”2000年代は病との闘いの連続 白内障、食道がん、腰椎横突起骨折、大動脈弁狭窄症…
2010年8月、食道の全摘出手術を受けていたことを明らかにした指揮者の小澤征爾氏 Photo By スポニチ
 世界的な指揮者の小澤征爾(おざわ・せいじ)さんが6日、心不全のため東京都内の自宅で死去した。88歳。旧満州生まれ。
 小澤さんは、2000年代に入って体調を崩すことが多くなり、病との闘いの連続だった。05年に白内障の手術を受け、10年には食道がんが見つかり治療に専念し、活動をキャンセル。食道全摘出手術を受け、復帰し精力的に活動を続けていたが、ファンの間では体調が懸念されていた。

 翌11年には長年悩まされていた腰痛が悪化し手術を受ける。12年には体力回復のため、1年間の指揮活動の中止を発表。15年には腰椎棘突起および横突起骨折により、ベルリオーズ・オペラ「ベアトリスとベネディクト」を降板。18年3月には大動脈弁狭窄症と診断され、治療のため1カ月入院。出演予定だった「小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトXVI」の全公演を降板した。

 長男で俳優の小澤征悦は、2021年に出演したテレビ番組で征爾氏の近況について「ゆっくりやってますけどね。仕事も自分が一番やりたいことをメインにして、(コロナで)コンサートも含めて、やりたかったこともやれなかったというのもあるんですけど、凄く前向きに自分のできることをやろうとやってます」と語っていた。

 長女はエッセイストの小沢征良さん。

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