指揮者の小澤征爾さん死去 SNSで遺した名言の数々「良きことのために人と人、魂と魂が一緒になると」

2024年02月09日 20:05

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指揮者の小澤征爾さん死去 SNSで遺した名言の数々「良きことのために人と人、魂と魂が一緒になると」
小澤征爾さん Photo By スポニチ
 世界的な指揮者、小澤征爾(おざわ・せいじ)さんが6日、心不全で死去した。88歳。中国・旧満州出身。
 1935年(昭和10年)生まれ。桐朋学園短大の斎藤秀雄氏に指揮を学び、単身フランスに渡るなど音楽の道に精進した。59年にフランスで開かれたブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。61年にニューヨーク・フィルハーモニックの副指揮者となり、ここで指揮者のレナード・バーンスタインに師事した。NHK交響楽団を経て、シカゴ交響楽団で代役ながら音楽監督を務め、音楽祭を成功に導き、その名が知られるようになった。

 トロント交響楽団の指揮者、サンフランシスコ交響楽団の音楽監督を務めた後、73年に米国の5大オーケストラの1つ、ボストン交響楽団の音楽監督に就任。ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ロンドン交響楽団などを定期的に指揮し世界的指揮者として活躍を続けた。

 国内では新日本フィルハーモニー交響楽団の桂冠名誉指揮者や「セイジ・オザワ松本フェスティバル」(旧称サイトウ・キネン・フェスティバル松本)総監督、水戸芸術館の館長などを務めた。

 そんな小澤さんは、SNSで素晴らしい言葉を数々、遺している。X(旧ツイッター)の「指揮者 小澤征爾 公式アカウント」(@seijiozawa_info)には、様々な状況下で小澤さんが語った内容としての言葉がつづられている。以下、改めて挙げてみた。

 「音楽は、言葉も国も宗教も政治も超えて、人と人の心をつなげることができる。みんなでひとつになれる」(23年12月16日)

 「地球ではコロナの感染症や戦争で、沢山の人々が苦しみ、悲しんでいます。音楽を通して、僕らは同じ星に住む、同じ人間であることを感じて、みんなでひとつになれます」(同年12月15日)

 「良きことのために人と人、魂と魂が一緒になるとすごい音楽が生まれる」(同年12月12日)

 「音楽は、人と人の心をつなげることができる。そして、私たちがひとつになる。ONE EARTH MISSIONは、まだまだ挑み続けます!」(22年12月9日)

 「音楽は言葉も国境も人種も大気圏も超え、人と人の心を直接つなぐことができる。地球にいる私たちは皆同じ生き物であり、一つである」(同年12月1日)

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