小澤征爾さん死去に音楽界から悼む声 葉加瀬太郎や木嶋真優、所属楽団が感謝の思い記す

2024年02月09日 20:47

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小澤征爾さん死去に音楽界から悼む声 葉加瀬太郎や木嶋真優、所属楽団が感謝の思い記す
2002年、ボストン交響楽団最後の指揮を取る小沢征爾さん Photo By AP
 世界的な指揮者の小澤征爾(おざわ・せいじ)さんが6日、心不全のため東京都内の自宅で死去した。88歳。旧満州生まれ。訃報を受け、音楽界から悲しみの声が相次いだ。
 バイオリニストの葉加瀬太郎は自身のXで「お疲れ様でした。大変ありがとうございました。ゆっくりお休み下さい」と追悼。指揮者、作曲家、ピアニスト、チェンバリスト、オルガニストとして幅広い音楽分野で活動する鈴木優人氏は「オペラの稽古を終えたら、なんと。。。ご冥福をお祈りいたします」と驚きを隠せなかった。

 バイオリニストの木嶋真優は「世界中から集まるスイスの室内楽フェスティバルで小澤さんの指揮の元、出した音は弾いていて身体中が電流が流れるような忘れられない感覚で今でも忘れられません」と振り返り、「身体を壊されたはじめのほうで、当日リハーサル会場に現れた小澤さんが指揮をするかわからない中、『さあ、やろう!』と指揮棒をとった瞬間世界中の人が目を輝かせて大拍手が沸き起こったあの大拍手の長い時間、まさにこういう方が日本が世界中に誇る、世界中から愛され世界中から尊敬されるこれから二度と現れない唯一無二の存在だと心が震えました。どうぞ安らかにおやすみください。ありがとうございました」と思いをつづった。

 また、小澤さんが所属する楽団も哀悼の意を表した。名誉団員として所属するウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は公式サイトで「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は、名誉団員である小澤征爾氏の逝去を悼みます」とし、「当代を代表する指揮者の一人、小澤征爾が逝去されました。私たちは感謝と愛を込めて、多くのコンサートやオペラ公演、特に日本ツアーを一緒に振り返ります」と歩みを振り返った。

 同じく名誉団員として所属するベルリン・フィルハーモニー管弦楽団も「ベルリン・フィルはかけがえのない友人であり、当楽団の名誉団員でもある小澤征爾に心からの哀悼の意を表します。詳細は追ってお知らせいたします」とXで伝えた。

 桂冠名誉指揮者を務めていた新日本フィルハーモニー交響楽団はXで「小澤先生が生前、音楽を通じて新日本フィルハーモニー交響楽団の楽団員に与えてくださった薫陶は私たちの胸に深く刻まれております」と感謝するとともに「小澤先生のご冥福を心よりお祈りいたします」としのんだ。

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