「怒髪天」ベース清水泰次を解雇 本人謝罪、過度の飲酒と素行不良 メンバー「苦渋の決断」

2024年02月09日 17:43

芸能

「怒髪天」ベース清水泰次を解雇 本人謝罪、過度の飲酒と素行不良 メンバー「苦渋の決断」
怒髪天 Photo By スポニチ
 4人組ロックバンド「怒髪天」が9日、ベースの清水泰次(55)を解雇したと発表した。
 公式X(旧ツイッター)の投稿では「この度、ベースの清水泰次に関しましてご報告がございます。数年来に渡って度重なる信頼を損なう言動があり、その都度、本人、メンバー、スタッフ間で問題解決に向けて話し合いと対策を行って参りましたが、今回、これから先もバンド活動を共にすることは困難であると判断し怒髪天から解雇することと致しました」と報告。

 「40周年の年にこのようなご報告となってしまいますこと、ファンの皆様ならびに関係者の皆様に心より深くお詫び申し上げます」と謝罪し、「怒髪天は今後3人で活動して参ります」とした。
 「3月から始まるツアーもお誘い頂いておりますイベントも予定通り開催/出演させて頂きます。これまで応援して頂いた皆様のお気持ちに恥じぬよう、嘘偽りなくより真摯にバンドと向き合い活動を続けて参りますので、変わらぬご声援を頂けましたら幸いでございます。2024年2月9日 怒髪天/株式会社バッド・ミュージック・グループ音楽出版」と結んだ。

 清水は「今回、自分の度重なる過度の飲酒と素行不良によってみなさんに多大なご迷惑をおかけしたこと、本当に申し訳ありません。ずっと長い間迷惑をかけ続けて来た結果、このような事態を引き起こしてしまいました。本当に一生謝っても謝り切れません。増子さん、友康さん、坂さん、スタッフの皆さん、関係者の皆さん、そしてファンのみなさん、本当に申し訳ありません。全ては自分の普段の行いのつみ重ねよって起きたことです。何十年も付き合ってきた、本当の兄弟同然に優しく接してくれた大事な3人の兄貴達を辛く悲しい思いをせてしまった、、、本当にごめんなさい。今はただただ、頭を下げ続けることしか出来なく、深く深く反省しています。悔やんでも悔やみきれない、自分のバカさ加減にほとほと呆れ果て、そして悲しみも止まりません。これまでの自分自身を見つめ直し反省し、これからの行動で示していきます。また一からやり直します。増子さん、友康さん、坂さん、こんなに迷惑をかけた自分に最後まで優しくしてくれて本当にありがとうございました。本当に本当に、辛い思いをさせてしまってごめんなさい。そして、こんな自分に今まで優しく接してくたみなさん、応援してくれたみなさん、本当にありがとうございました。そして本当に本当に申し訳ありませんでした」とコメントした。

 各メンバーもXを通じてコメントを発表。ボーカルの増子直純は「『脱退』ではなく『解雇』である意味を怒髪天を立ち上げた者として説明する義務が有ると思っています」「シミはこの何十年の間にメンバー・スタッフそして界隈の信頼をも裏切る言動を幾度となく繰り返してきました。その度に我々は最大限の愛情を持って許容し、譲歩し再起のチャンスを与え続けてきました。しかし幾度もあった『酒をやめるか?バンドやめるか?』の選択の中で最終的にバンドを選んではくれませんでした」と経緯を克明に記し、「この先もずっと不動の四人で続けたかった…。一番そう願っていたのは我々メンバーです。話し合いの末とは言えこの苦渋の決断をせざるを得なかった身を斬るような心境をどうか分かって下さい」と断腸の思いでの解雇だったことを明かした。

 バンドは1984年に結成。86年に一時解散したが、ボーカルの増子直純、ギターの上原子友康を中心に再始動。ドラマーの坂詰克彦と清水も加わり、91年にメジャーデビュー。増子が桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」のCMに抜てきされて、全国区に。2014年には日本武道館で30周年ライブを行った。メンバー全員が北海道出身で、プロ野球・日本ハムの試合前にスペシャルライブを行うなど北海道にゆかりのある活動も多い。

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