小学館で連載中の漫画家 編集者一同の声明への“穿った見方”に反論「結構早い段階で、作家には内内に…」

2024年02月09日 13:25

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小学館で連載中の漫画家 編集者一同の声明への“穿った見方”に反論「結構早い段階で、作家には内内に…」
山田こもも氏のX(@ya_momo)から
 「おとなの時間」などの作品で知られる漫画家・山田こもも氏が9日、自身のX(旧ツイッター)を更新。昨年10月期放送の日本テレビドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)の急死を受け、8日に公表された小学館の「第一コミック局編集者一同」の声明に対する一部の批判の声に反論した。
 山田氏はこれまで「Cheese!」や「プチコミック」といった同社発行の雑誌で活躍。現在も同社のウェブコミック配信サイト「やわらかスピリッツ」で作品を連載している。

 「編集部が会社の意図で策略的に声明出したって穿った見方してる人もいるけどさ、この話は、小学館が何も言わないって発表した後、結構早い段階で、作家には内内にこういう事をしますのでって連絡あったんだよね」と事情を説明した。

 そのうえで「サラリーマンがこんなことできるのかな?って思ってて、私はこの声明自体潰されるかな?って思ってたんだよ…」と主張。「ポケットに辞表入ってんじゃないかな」とも記し、声を挙げた編集者の“覚悟”を推察した。

 これに、人気ボクシング漫画「はじめの一歩」の作者で漫画家の森川ジョージ氏が反応。「内々に動いていたことは容易に想像できます。皆さん辛いその中で本当に勇敢だと思っています。穿った見方している第三者のことは気にしないでいいと思います」とコメントを寄せている。

 スポニチ本紙の取材では、芦原さんが急死したことを受け、小学館が6日に社員向けの説明会を開いたことが判明。同社関係者によると、現時点で同社が今回の件に関する経緯などを社外発信する予定はないとの説明があった。芦原さんが問題の経緯をつづったSNSへの投稿を削除したことを理由に、「故人の遺志にそぐわない」との説明だったが、社員の間には困惑が広がっていたという。

 こうした経緯がありながら、「編集者一同」名義で出された声明。同編集部の声明は「芦原妃名子先生の訃報に接し、私たち第一コミック局編集者一同は、深い悲しみと共に、強い悔恨の中にいます」と書き出し、「本メッセージは、我々現場の編集者が書いているものです」と前置き。編集者としての芦原さんへの思いや、読者・作家への謝罪、再発防止への取り組みなどをしたためたものだった。

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