芦原妃名子さん急死 出版社コメントに識者一部評価も…「守り切れるポイントが2点あった」
2024年02月09日 19:55
芸能
小学館からは、第一コミック局編集者一同の名義で、「芦原妃名子先生の訃報に接し、私たち第一コミック局編集者一同は、深い悲しみと共に、強い悔恨の中にいます」などとした声明が出された。情報の行き違いについては、「ドラマ制作にあたってくださっていたスタッフの皆様には(芦原さんの)ご意向が伝わっていた状況は事実かと思います」とした。しかし、脚本家の相沢友子氏は自身のインスタグラムで、「私にとっては初めて聞くことばかりで、それを読んで言葉を失いました」と説明をしている。
一連の動きを受け、齋藤教授は「コメントを出したこと自体はいいと思いますけど、2点大きな問題がありました」と指摘。「1点は、原作に忠実にという意向を伝えたとありますけど、現実にそれとは違うものが出来上がってしまうということは、伝え切れていない。そこのチェックを出版社がやるべきだった」とした。
芦原さんの訴えの前には、相沢氏がインスタで「最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり…残念ながら急きょ協力という形で携わることとなりました」などとつづっていた。齋藤教授は「脚本家の投稿が直接的には引き金なんです。それに対して原作者ではなく、小学館がそれに対して何らかの措置をすべきだった」とし、「小学館が守り切れるポイントが2点あったんじゃないか」と私見を語った。