小学館で連載中、浅野いにお氏 編集者の声明に「現時点でこれが精一杯のコメントだと感じます」

2024年02月09日 14:27

芸能

小学館で連載中、浅野いにお氏 編集者の声明に「現時点でこれが精一杯のコメントだと感じます」
浅野いにお氏公式X(@asano_inio)から
 現在「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で「MUJINA IN TO THE DEEP」を連載中の漫画家・浅野いにお氏(43)が9日までに自身のSNSを更新。昨年10月期放送の日本テレビドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)の急死を受け、8日に小学館の「第一コミック局編集者一同」が声明を発表したことに言及した。
 浅野氏は、8日の投稿で「今日用があって小学館に行っていました。自分が関係している雑誌の編集長と話す時間があったので、これからは読者と作家からの失ってしまった信頼の回復に努めてくださいとお伝えしました」と明かし、「第一コミック局のコメント全て読みました。現時点でこれが精一杯のコメントだと感じます」と自身の考えをつづった。

 浅野氏が原作の「ソラニン」(ヤングサンデー、小学館刊)は映画化(2010年公開)され、「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」(ビッグコミックスピリッツ、小学館刊)は、今春に映画が公開(3月22日に前章、4月19日に後章公開)される。

 8日の編集者一同による声明は「作家の皆様 読者の皆様 関係者の皆様へ」へ向けたもので、「本メッセージは、我々現場の編集者が書いているものです」と前置き。ドラマ制作において「著者の意向が尊重されることは当たり前のこと」とし、「守られるべき権利を守りたいと声を上げることに、勇気が必要な状況であってはならない。私たち編集者がついていながら、このようなことを感じさせたことが悔やまれてなりません」とつづった。

 そして芦原さんの意向をドラマ制作側に伝え、交渉していたのは「弊社の担当編集者とメディア担当者」とし、「弊社からドラマ制作サイドに意向をお伝えし、原作者である先生にご納得いただけるまで脚本を修正していただき、ご意向が反映された内容で放送されたものがドラマ版『セクシー田中さん』です」と説明。

 最後に「プチコミック」の執筆者や読者へ向けて「私たちが声を挙げるのが遅かったため、多くのご心配をおかけし申し訳ありませんでした」と謝罪。「プチコミック編集部が芦原妃名子先生に寄り添い、共にあったと信じてくださったこと、感謝に堪えません。その優しさに甘えず、これまで以上に漫画家の皆様に安心して作品を作っていただくため、私たちは対策を考え続けます」とメッセージを送っている。

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