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朝イチ120センチ超スーパードラゴン クワガタの恩返し!?強敵圧倒14匹

2024年07月02日 05:30

社会

朝イチ120センチ超スーパードラゴン クワガタの恩返し!?強敵圧倒14匹
テンヤで狙い体高のあるドラゴンを仕留めた Photo By スポニチ
 【富士村彩花のあやかりフィッシング】モデルで釣りガールの富士村彩花が、神奈川県八景・鴨下丸でテンヤで狙うタチウオに挑戦した。鋭い歯を持つ強敵だが、ガツンと伝わる当たりは最高!梅雨を吹っ飛ばす“熱い戦い”を満喫したようだ。

 ここ最近、電車釣行なんですよ。

 重い荷物を背負ってようやくたどり着いた京浜急行・金沢八景駅。待ち合わせ場所を目指して歩いていると、行き交う人の足元にうごめく小さな黒い物体が。まさかGか?恐る恐る近寄ってみると、なんとメスのクワガタがひっくり返っているではないか。このままでは人に踏まれてしまう。かわいそうに思い、すぐに拾って木のある所へ放してやったのでした。

 朝から良いことをしたから何だか良い気分。今日は釣れちゃうかも?なんて(笑い)。「全員テンヤだからね、猿島沖でデッカいの狙うよ!」とやる気マンマンの鴨下丸・高山将彦船長。水深は50~60メートル、指示ダナから15メートル範囲を叩きながら慎重に探っていく。梅雨入りだというのにこの日は快晴、ベタナギで最高のお天気。朝からジリジリ照りつける太陽に早くも夏の兆しを感じる。またこの季節が来たなぁ~なんて思いながら叩いていると、カツーン!と激しく食い上げる当たり。9対1調子のロッドを選んで大正解。突然来る当たりにもレスポンス良くしっかりとフッキングが決まった。ゴゴゴン…と突っ込んでいくタチウオ。

 ここ最近、テクニカル系の釣りばかりだったので、久しぶりのパワーファイトに大興奮。暴力的な引きを耐えて上がってきたのは、なんと120センチオーバーのスーパードラゴン。やば、朝1投目からこれって、最高すぎませんか?船長も操舵(そうだ)室から顔を出してニッコリ。

 モーニングチャンスが過ぎると、すぐにタチウオのテンションはダウン。さぁ、テンヤタチウオはここからが勝負。当たりのない時間帯にいかに疲労をためずに最後まで根気よく攻められるかが鍵となる。鴨下丸の常連で中乗りでもある横浜市の高津康さん(49)は「時間帯によって当たる誘い方が変わるからね。その時の状況状況で工夫してみて。活性を見ながらテンヤのサイズも替えてみると良いよ」とアドバイスをくれた。食い渋った時間帯はユルユル叩きからのロングステイ。チャンスタイムが来たかなと思ったら、メリハリ叩きで魚にスイッチを入れる。これがまたうまいことハマって最後までコンスタントに拾うことができました。

 しかも釣れる魚がとにかくデカい。これがこの時季、この釣りの醍醐味(だいごみ)ですよね。結果はドラゴンサイズばかり14匹。クワガタの恩返しがあったのかなかったのか。今シーズンのタチウオは1回目から最高の釣行となりました。「当たりは多くなかったけど、出ればデカかったね。8月までが最盛期だから、また遊びに来てよ」。ニカッと笑う高山船長の青い髪が、“夏”の海にキラリと輝いた。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、八景・鴨下丸=(電)045(781)8410。出船時間は午前7時20分、乗合料金は9000円。

 ◇富士村 彩花(ふじむら・あやか)1988年(昭63)生まれ、北海道出身。慶大環境情報学部卒。モデルとして活躍中。
 

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