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雨のち晴れ 40センチ超極太メジナ

2024年07月03日 05:30

社会

雨のち晴れ 40センチ超極太メジナ
小林さん入魂の40センチメジナ。丸々太った魚体で引きも抜群!                                Photo By スポニチ
 【純平の磯リポート】クロダイと勝負するため、山形県の庄内浜へ向かった。本命の当たりはなく釣果に恵まれなかったが、代わりに竿を絞ってくれたのはメジナ。良型の引きを楽しむことができた。(スポニチAPC・小林 純平)

 新潟市の小林克幸さん(58=飲食店経営)と早朝に合流して、鼠ケ関(ねずがせき)漁港に向かったところ風、雨とも強く、予定していた沖磯へ渡ることができなかった。釣り場選びに悩んでいると小雨に変わったため、今度は風裏となるポイントを探して右往左往。結局、鶴岡市の温海温泉近くにある米子漁港に釣り座を決めた。

 水深は6~7メートル、外海は荒れ気味で濁り加減はベスト。まき餌はマルキユー「チヌパワームギスペシャル」と「チヌパワー激重」にオキアミ1キロを混ぜ合わせたものを使用。2人ともタナを約6メートルに調整したが、沖に向かう潮の速さが気になる。仕掛けのなじみが遅くなるからだ。

 時季的にも餌取りが激しいと予想していたが、投入を繰り返してもオキアミがそのまま残ってくる。1時間ほど狙ったものの、期待した当たりはゼロ。地元の釣具店「フィッシングハウス・ライズ」で、今シーズンはなかなか釣果が上向きにならず、小魚も少ないと聞いたが、まさにその通りだった。

 雨も上がり、風も穏やかに変わった頃、ウキが海中に消えた。筆者の練り餌「食い渋りイエロー」に食らい付いたのは、20センチ級のメジナ。幼魚でいわゆる“木っ端グレ”ながら軽快な引きを楽しんでいると、ほぼ同時に小林さんのロッドも曲がった。上がってきたのは筆者と同サイズで、2人とも初釣果に顔を見合わせニッコリ。それから当たりが出たものの、数分後には当たりが途絶えた。マアジもいない釣り場…攻略法も少なく頭が痛い。

 潮の動きが緩やかになると、再び“木っ端”が釣れるようになった。小さめではあるが、コロコロと太っておいしそう。小林さんも、メジナを追加してご機嫌な様子。すると、小林さんのロッドが大きく曲がった。やりとりを見た限りでは、クロダイではないが何だか重そう。海面に姿を現したのは、丸々と太った大物のメジナ。40センチを超す庄内ではなかなかお目にかかれないサイズだった。

 庄内の海は数年前からメジナが釣れるようになり、クロダイ以外でも楽しみが増えた。(マルキユーフィールドテスター)

 ▼釣況 鶴岡市温海・フィッシングハウス・ライズ=(電)0235(43)2015。

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