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大型イサキ祭り!!35センチ級ダブル

2024年07月01日 05:30

社会

大型イサキ祭り!!35センチ級ダブル
釣友の山本さんは35センチ級のダブルにニンマリ           Photo By スポニチ
 【釣り新鮮便】梅雨の時季に突入し大注目なのがイサキだ。釣れるのはジャンボ級ばかりで、型良し、数良し、食べて良しの三拍子そろった最高のターゲット。連日、50匹の規定数達成者がほとんどという千葉県洲ノ崎・佐衛美丸から出船した。 (バリバスフィールドスタッフ・後藤 賢治)

 乗船前から待合所は大盛り上がり。この時季のイサキ釣りの魅力を聞いただけなのに「型が良い」「白子、卵が食べたい」「ともかくおいしい」と誰もが褒めまくり。食べる派の筆者もボルテージを上げ、いざ出船。

 釣り場は洲ノ崎沖で港からわずか5分の近さ。早川忠信船長から「準備ができた人から、どうぞ」の合図で仕掛けを投入する。道糸は擦れに強いバリバスの「船PE8」3号300メートルをリールに巻き、仕掛けはサニービシFL60号、ゴムクッション1・5ミリ×30センチ、ハリス1・5~1・7号3メートル、ムツバリ9号、3本バリの「佐衛美丸オリジナル仕掛け」を使用した。

 “イサキはタナを釣れ”という言葉があるように、船長の指示ダナをしっかりキープするのが数を伸ばすコツ。今回の指示ダナは14メートルで、仕掛け分の3メートルをプラスして海面から17メートルで止めて、コマセをまきながら上げてくる…すると、1投目からイサキの小気味よい当たりが伝わってきた。

 船内のあちこちで竿が曲がり、千葉県館山市の山下政信さん(70)と、川崎市の仁科貴敏さん(71)はともに30センチ級のトリプル。この日は「魚の活性がいまひとつ」(船長)とのことだったが、このペースならすぐに規定数の50匹を達成しそう。午前6時ごろに深場に移動。タナは32メートル、右舷ミヨシを陣取っていた千葉県習志野市の村田真治さん(59)に当たりがあり、上がってきたのは中型のダブル。「潮のせいか中型が多いですね。前回は35センチ級のジャンボが規定数釣れましたよ」とニンマリ。お薦めの料理法はツミレとひらきだそうで「週に1回は妻に釣った魚を料理して喜んでもらってます」。

 今度は筆者の釣友・埼玉県鶴ケ島市の山本喜久二さん(68)に強い当たり。上がってきたのは35センチ級のダブルで重量感たっぷり。どうやらイサキは人を笑顔にする“魅力”があるらしい。納竿間際、筆者に大きな当たりが来た。ドラグから道糸が5メートル、10メートルと引き出されていく。「これはもしかしたらマダイかも?」と期待したが、ハリス1・7号がプツン。ジ・エンドとなった。

 この日の竿頭は村田さんで43匹、筆者は29匹ながら約7割が30センチ超という噂通りの大型祭り。規定数超とはならなかったが、魚影の濃さはお墨付き。丸々太った特大イサキを狙うなら今がチャンス。

 ≪好評あっさり煮≫東京都青梅市にある「居酒屋とんや亭」の大将・吉野太一さんに大型イサキの調理をお願いした。お薦めは「イサキのあっさり煮15分」。(1)魚のウロコ、内臓を処理し身に切れ目を入れて熱湯をかけ、くさみとヌメリを取る(2)鍋に水200ミリリットル、日本酒100ミリリットル、しょう油、砂糖、みりんを適量入れて煮立たせ、煮汁を作る(3)煮立った鍋に(1)とエノキ、ショウガ(薄切り5枚)を入れ、落としブタ(アルミホイルでも可)をして、中火で煮汁を回し掛けながら15分ほど煮る(4)魚を皿に盛りミツバ、スダチを添えて完成。来店客に試食してもらうと「イサキの身が軟らかくて味も優しい」「卵がまたおいしい」と大好評。調理した吉野さんもうれしそうだった。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、洲ノ崎・佐衛美丸=(電)0470(20)8003。集合時間は午前4時20分、乗合料金は餌・コマセ・氷付きで1万1000円。

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