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晴れ男Wパワー 本降りやんで良型アユ続々

2024年07月09日 05:30

社会

晴れ男Wパワー 本降りやんで良型アユ続々
次々とアユをゲットする望月さん Photo By スポニチ
 【2024 アユ】梅雨にもかかわらず、各地のアユ河川では降雨が少なく渇水気味で、アユの追いはいまひとつといったところ。その中で解禁後から好調なのが山梨県の奥道志川。釣友とホームグラウンドで竿を出した。(スポニチAPC・諏訪本 修三)

 先月中旬の解禁から好調が続いている奥道志川。釣友で先輩でもある相模原市の望月正巳さん(71=自営業)から連絡があり、久しぶりに一緒に竿を出すことになった。

 当日は天気予報通り曇り時々雨。2人は“晴れ男”の異名を持つほど、好天に恵まれることが多いので「おかしいな」と会うなり顔を見合わせたほど。とはいえ共にアユ師。釣り支度をしながら奥道志川の澄んだ流れを見ていると、落ちたやる気はどこかに吹っ飛んでいた。

 入川したのは足場が良く、筆者が幼い頃から慣れ親しんだ和出村集落下のポイント。所々にブッシュが張り出しており、長竿では竿先や仕掛けが枝に絡まる恐れがあるため、約7メートルの短竿を使用することにした。場荒れ気味なのを覚悟し、野アユの補給源となる淵の前後を中心に狙う作戦に出た。降雨が続いたこともあり水位は15センチ高ながら、水色も濁りなしとまずまず。仕掛けをセットしていざ釣り開始。

 オトリを付けた望月さんは、淵の下にある平瀬を狙った。オトリを泳がせるとわずか数秒で野アユがキラリ。17センチをゲットした。釣った野アユをオトリに替えるローテーションで、各ポイントでアユがアタックする入れ掛かり状態に。満面の笑みの望月さんに続こうと筆者は少し下流の瀬からスタート。ブッシュ下や白泡の切れ目、深淵のなどを中心に狙うと、13~19センチが次々と玉網に収まった。

  この勢いなら水温が上昇する正午ごろには、さらなるハイペースになるのでは…胸を躍らせているとポツポツだった雨がいよいよ本降りに。午前11時には水位が5センチ上昇してきたため、川から上がり少し早めの昼食を取ることにした。

 これ以上、水位が上昇したら危険だと判断。釣りは中止しようと相談していたところ、雨がピタリとやんだ。それどころか、日差しが出てきて水位もグングン低下。これぞ“晴れ男ダブルパワー”。釣り開始時点より15センチ高まで水位が下がったため、早速リスタート。結局、午後3時まで狙い続け13~20センチをそれぞれ30匹超。まずまずの釣果に目尻を下げた。魚影も濃いため、この勢いはしばらく続きそうだ。

 ≪今後は下流に期待≫今後は下流・両国~大室指集落間も面白くなりそうだが、このポイントはV字峡になっており想像以上に入川に時間がかかる。有料だがキャンプ場に車を駐車するといい。大室指から上流部は道志村漁協指定の駐車場のほか、オトリ店に車を止めることができる。漁協では板橋集落まで放流を実施。放流場所を把握しポイントを選ぼう。

 ▼釣況 両国屋=(電)042(787)2023、新津商店=(電)0554(52)2011、道志村漁協=(電)同(52)2966。月夜野~神ノ川合流点までは日釣り1800円、年券7000円。神ノ川合流点から上流部までは日釣り2000円、年券8000円。

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