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逗子開成、810グラムV 低めのタナ攻め奏功 18校154人が熱闘“釣児の甲子園”バリバスカップ

2024年07月29日 04:30

社会

逗子開成、810グラムV 低めのタナ攻め奏功 18校154人が熱闘“釣児の甲子園”バリバスカップ
優勝し喜ぶ逗子開成高校のメンバー(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 「バリバスカップ2024U―18選手権東京湾マアジ釣り大会」が23日に開催され、18校154人(37チーム)が参加した。マアジ5匹の重量で競うチーム戦。その結果、810グラムで逗子開成高校(神奈川県逗子市)が頂点に輝いた。(久世 明子)

 東京湾を切り開け!中高生の“釣り甲子園”出場者は深川・吉野屋、葛西橋・第二泉水、南六郷・ミナミ、東大井・いわた、川崎・中山丸の計7隻に分乗し、それぞれのポイントを目指した。

 当日は濁りがきつい海況で、マアジの食いはいまひとつ。さらに慣れない貸し竿に四苦八苦する生徒が続出し、前半は1匹を釣るのもやっとだった。

 優勝した逗子開成高校1年の5人組・山口優一さん(15)、進藤誠晃さん(16)、永広優京(うきょう)さん(15)、安友彩人さん(15)、小峰脩介さん(15)を乗せた中山丸は、根岸沖に移動。後半に食いが立つようになったが、釣れてくるのは全て20センチ前後。5匹の重量で競う大会で抜きん出るのは難しい。そんな中、最終盤に「低めのタナを攻めた」と話す山口さんが掛けたのは、これまでより一回り太めのマアジ。この1匹が勝負を決めた。

 5人のうち3人は昨年、他校との合同チームで出場し3位入賞。今回は山口さんが釣り仲間2人に声をかけ“仲良しチーム”を結成した。全員が幼いころに釣りを経験しているベテランぞろい。それでも「まさか優勝できるとは思っていなかった。うれしい」と満面の笑み。歴代優勝校の名前入り優勝旗を手にし、初の連覇は?の問いには「いや~」と言いながらも、まんざらではなさそうだった。

 ▼APCの目 “釣り甲子園”は回を重ねて今年6回目。参加者の中には2年連続出場の顔も。LT(ライトタックル)でのマアジは、コツさえつかめば簡単だが大半が貸し竿。思うようには掛かってくれない。コマセを詰めたビシを海底に送り、コマセを振りつつ指示ダナで当たり待ち。この一連の動作をいち早くマスターした者が数を伸ばした。

 東京湾は魚の宝庫。マダイ、タチウオ…好みの魚がめじろ押し。機会をみて沖釣りに挑戦してほしい。(林 悠二)


 ◇大会成績(マアジ5匹の総重量、単位グラム)(1)逗子開成(小峰脩介、進藤誠晃、永広優京、安友彩人、山口優一)810(2)城北中・高B(池村陽希、大澤琥志郎、木村風雅、中濱遼太、安田啓二)760(3)立花学園D(井上智仁、小沢優斗、小野幸輝、川江優希、松平善之介)730(4)立花学園C(飯田真暉、石川歩、鍵和田惇希、佐々木優太、栁下海斗)710(5)東海大浦安中・高B(井川凱斗、太田優吾、岡田英也)700(5)立花学園A(井上太陽、斉藤吉平、野村晶春、八木昭憲)700=敬称略=

 ▼参加校 保善、東京実、城北埼玉中・高、芝中・高、日大二中・高、大島海洋国際、北豊島工科、城北中・高、東海大浦安中・高、日大一中・高、明星中・高、国府津中、田奈中、慶応志木、横浜商大高、立教池袋中・高、逗子開成、立花学園(順不同)

 ▽主催 スポーツニッポン新聞社、東日本釣宿連合会
 ▽特別協賛 バリバス
 ▽協賛 エスビー食品、大塚食品、オカモト、オタフクソース、サクラ高級釣竿製造所、サニー商事、シップスマスト、上州屋、ダイワ(グローブライド)、タックルベリー、釣り船情報ぎょさん、デジタル魚拓DGS、ハイアールジャパンセールス、ハヤブサ、マルキユー、宮島醤油、ヤマリア

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