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アツ~いキスのシーズンがやってきた 播磨新島で43匹ゲット こりゃ、たまらん

2024年07月24日 11:00

社会

アツ~いキスのシーズンがやってきた 播磨新島で43匹ゲット こりゃ、たまらん
時合とともに20センチ超のキスをダブルでゲット                               
 各地で梅雨明け宣言が行われいよいよ夏本番を迎える。海水温もグングン上昇し、本格的なキス釣りのシーズンを迎えている。そんな中、まだ梅雨明け前の7月中旬にキス狙いで定評のある兵庫県播磨町・播磨新島に釣行。午前中は小型キスばかりだったが、午後から潮が港内に流れだすと良型の群れが入り、ブルン、ブルッ、ギュギューンと痛快なアタリが連発。22センチを筆頭に43匹とパールピンクに輝くキス釣りが堪能できた。(スポニチAPC・松尾 幸浩)

 近郊のキス好釣り場は、なんといっても兵庫県播磨町の人工島・播磨新島の赤灯台波止の先端部。ここはたっぷりと水深があり、潮通しも抜群。しかも足場も良く、良型キスが数釣れるので地元はもとより京阪神からもキス釣りファンが詰めかけて圧倒的な人気を誇る。

 現地到着が午前10時ごろ。早朝はかなり強い雨が降ったので、釣り客が少ないだろうと読んでの釣行だ。案の定、赤灯台の先端部に着くと、何とガラ空きの貸し切り状態。これなら広範囲を探れると思わずニンマリだ。早速、キス針7号の5本針仕掛けにアオムシを刺して軽くキャスト。

 水深があるのでラインを送ってからスローでサビく。嫌な雨も上がり、心地よい南風が吹いて最高のコンディション。ただ、期待の潮がまだ止まっており、弱々しいアタリが出るのは小型キスばかりと型に不満。

 しかも、ハゼやヒイラギなどの外道も多く、仕掛けを止めると嫌なフグに針を取られてしまう。最近は25センチ級の大ギスもヒットすると聞いていたが、これでは期待外れだ。

 状況が好転したのは午後1時過ぎ。待望の潮が港内へと流れ込みはじめ、海面がざわついていかにも釣れそうな雰囲気になってきた。「良型は足元の捨て石際に寄ります」と釣友が教えてくれていたので、軽くキャストして静かにポイントまで仕掛けを誘導すると「待ってましたー」とブルン、ブルルンという心地よい感触が伝わってきた。

 ワクワクしながらリールを巻くと、いきなり20センチ超をダブルでゲット。思わず笑みがこぼれる。それからはダブル、トリプルと面白いようにヒット。これがキス数釣りの醍醐味(だいごみ)だろう。キスは近場に群れており、これならビギナーでも十分楽しめる。

 午後2時ごろにはギュギューンと竿先を引ったくる強烈なアタリで22センチの太い良型も釣れた。数釣りのコツは潮を読み、狙いどころを見極めてアプローチすることが大事だと改めて感じた。

 アタリはまだまだ続いたが、午後3時前に西の空が真っ黒になり、残念だが急いで納竿となった。帰宅後にキスを数えると12~22センチを43匹も釣っており、夕食は刺し身と天ぷらにしたが脂が乗り、甘くて絶品だった。これから真夏に向かって大ギスが期待できるが、暑さ対策と水分補給に十分注意をしながら楽しんでほしい。

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