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アカイカ大物GET 弁慶バラすも真夏の夜に奮闘 直江津:えびすや釣具店・謙信丸
2024年07月27日 04:30
社会
![アカイカ大物GET 弁慶バラすも真夏の夜に奮闘 直江津:えびすや釣具店・謙信丸](/society/news/2024/07/27/jpeg/20240726s100933D2430000p_view.webp)
仕掛けは道糸がバリバス「アバニイカメタルマックスパワーPEX9マーキング」0・6~0・8号+同「アバニイカメタルショックリーダーエステル」3号を2メートル、その先に鉛スッテ10~20号を結ぶ。リーダーの途中にラウンドスナップを付け、90センチの“枝ス”の先に浮きスッテを装着した。今回、新製品「PEX9」を初めて使用したが、伸びづらいだけでなくイカの足が触れただけのかすかな「ツン」も分かるほど。感度はバツグンだった。
アカイカにはいい思い出がある。昨年、胴長45センチの“弁慶”を釣り上げた。イカとは思えないほどの引きの強さ。掛かったのは午後8時過ぎだったなと浸っていると、スッテにアカイカが触れた「前当たり」が伝わってきた。竿をあおり合わせリールを巻くと、暗い海から胴長30センチ超の本命が姿を現した。船中1号!アカイカと筆者の相性はやはりいいようだ。
続けて長野市の荒木清さん(43)、新潟県上越市の中野真也さん(48)にも当たりがあり、共に胴長20センチ級をゲット。さらに右隣にいた長野市の野村和正さん(45)に大きな当たりがあり竿が満月状態に。あまりのうれしさからリールをガンガン巻いた野村さんだったが「あ、バラした」。
最後まで潮が動かず好転することはなかったが、納竿30分前に野村さんに待望の当たりがきた。今度こそはと、道糸のテンションを変えず丁寧に巻き上げたところ、胴長25センチを仕留めることに成功した。うれしそうな野村さんは「バラした弁慶を釣りに、またすぐに挑戦しますよ」。数少ないチャンスをモノにするには、アカイカが乗ったら巻き上げは丁寧に、大型は抜き上げずに玉網ですくうといい。
今回は超大物に出会うことはできなかったが、これからが絶好機。待ってろよ、弁慶!
▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、直江津・えびすや釣具店=(電)025(543)8316。出船は午後5時、乗合料金は1万円。リクエストがあれば午後11時船も出船OK。
≪シンプルで美味「刺し身姿造り」≫
釣れたアカイカをおいしく食べたい!東京都青梅市にある居酒屋「とんや亭」の大将・吉野太一さんのお薦めは「アカイカの刺し身姿造り」。定番の食べ方だが「肉厚のアカイカは市場でも見かけない。釣りって凄い。熱を加えるなんてもったいない」とのことでシンプルに。
(1)頭と胴体を外す(2)胴体からエンペラを剥がし、中の軟骨を取り、開いた胴をペーパータオルなどでつかみ、表、裏の皮をむく。エンペラに切れ目を入れ皮をむく(3)取り出した頭から内臓を外し、目と目の間に切り込みを入れて目、口(カラストンビ)を取る(4)(2)と(3)を好みの大きさに切る(5)皿に氷を乗せてその上にスダレを敷き大葉、ニンジン、ワカメ、ミョウガ、レモンを乗せショウガ、ワサビを添えれば完成。
試食してもらったお客さんからは「こんなに甘くて、コリコリした歯応えのイカは初めて。おいしい」と大絶賛だった。
≪ヒラメ稚魚1万匹放流 東京湾遊漁船業協同組合≫
東京湾遊漁船業協同組合(中山賢組合長)が、ヒラメの稚魚1万匹を東京・羽田沖に放流した。稚魚は6センチ前後。2、3年後には成魚となり釣り人を楽しませてくれるはずと期待を寄せている。
同組合ではここ数年、この時期にカレイの稚魚を放流してきたが、温暖化などにより湾内の環境が変わってきたことや、放流成果があまり得られないことなどから、今年は近年東京湾で増えてきているヒラメに切り替えて様子を見ることにした。
年末までにカサゴやメバルの稚魚などの放流も予定している。