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土砂降りの中、ミラクル!キハダ5キャッチ 15分ファイト30キロ級 横須賀・長井漆山港から出船し大漁

2024年07月21日 04:30

社会

土砂降りの中、ミラクル!キハダ5キャッチ 15分ファイト30キロ級 横須賀・長井漆山港から出船し大漁
今回のキハダ釣果!左から雑賀さん、筆者、高島さんと2匹釣った三上さん、高田さん(右)は126センチのシイラと5キロのカツオ Photo By スポニチ
 【奥山文弥の釣遊録】梅雨明け前の7月中旬、キハダ釣りに行きました。神奈川県横須賀市の長井漆山港から船を仕立てて出船です。出港するとすぐに大粒の雨が降り出しました。すぐにレインウエアを着用。船長が群れを見つけたときに、準備していたのは筆者と雑賀泰行さんだけでした。雑賀さんはマイワシのライブベイト、筆者はルアーです。すぐに雑賀さんが「ヒット」と叫びました。と同時に筆者の投げていたルアーが着水するや否や水しぶきが上がり、まだベイルを返す前に強烈な勢いでラインが出ていき、なかなかベイルを返せませんでした。雑賀さんの「わあ、切れた」の声と同時に筆者のロッドも軽くなりました。バレたのです。

 何ということでしょう。1投目からダブルヒットしたのに両方とも逃してしまいました。土砂降りの雨の中、ぼうぜんとしていると、船長がまだまだたくさんいるから、すぐに仕掛けを作り直して投入してといいます。

 筆者たちと交代で三上隼平さんと高田竜さんが泳がせを始めました。雑賀さんも復活して3人で流していたところ、三上さんにヒット。15分程度のファイトで取り込みに成功しました。25キロほどのキハダ。初キハダに大喜びです。そしてミラクルが起きました。仕掛けを作り直して再投入した三上さんにまたもやヒット。今度も15分ぐらいのファイトで浮いてきましたが、先ほどの魚より大きい30キロ級でした。そして高田さんにもヒットがありましたが、これは惜しくも切られてしまいました。「50キロを超えるのもいるからね」と船長は悔しそうでした。

 その後しばらく消耗状態が続き、雑賀さんがリーダーの縮れを気にして仕掛けを作り直して、新しいフロロカーボンリーダーに交換した途端にヒットしました。これも25キロ級でした。

 雑賀さんが釣り、イワシを流しているのが高田さん1人になったところ、筆者が三上さんの新型タックルを借りてイワシを流すと一撃でヒットしました。年を取ったので、マグロファイトは誰かに代わってもらいたかったのですが、今日は息子も乗っていません。1人で頑張るかと戦ってみたところ、10分程度でキャッチできました。自分でファイトしてみて感じたのは、魚が深く潜っていかなかったことでした。雨天のせいで海が暗くなっているからでしょうか?

 雨はどんどん強くなり、船長が「あと30分ぐらいで上がります」と言ったので、船酔いして戦意喪失している高島謙治さんを起こし、釣りをすることを促しました。するとたった2投目でヒットがありました。実力なのか幸運なのか。船酔い後でフラフラしていたのでハーネスを装着し、腕に力が入らなくてもファイトできるようにしました。しかし20分を超えた頃にはギブアップ。三上さんに交代し、無事30キロ弱のキハダをゲットできました。トータル8ヒットで5キャッチと大漁でした。(東京海洋大学元客員教授)

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