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夜に発見“日替わり遊泳層” タナ探し当てサワラ続々ヒット トップ30匹 新潟東港・鈴木釣具店
2024年10月02日 04:30
社会
今回は餌釣りで初挑戦。立ち寄った東港・鈴木釣具店の鈴木則久オーナーは「今年は春もよく釣れましたが、秋も好調が続いています。竿はマダラ用もしくはブリ用を使用してください」とのこと。期待が持てる。
紹介してもらった第三大栄丸に乗船し、航程30分で水深70メートルのポイントへ到着。吉田栄司船長から「タナは海面から25~30メートルが基本ですが、日によって変わります。当たりダナを早く見つけてください」とアドバイス。さらに「簡単に見えて釣果に差が出る釣りでもありますよ」。何やら意味深だ。
胴突4本バリに冷凍イワシを1匹ずつ付けて投入。オモリは300号使用。水中集魚灯を点灯して1時間ほど経過すると、トモの釣り座で2キロクラスがヒット。それを合図に船上は一気に慌ただしくなった。新潟市の土田久さん(72)は「よく食うタナを早く見つけるよう心がけています。他にも細かいコツがありそうで、昨年から何度も乗船して挑んでいます」と30メートルのタナで1匹目をゲット。船上で誰かの竿が曲がると、連鎖するように次々と当たりがやってくる。そのたびに船上はバタバタ…。筆者の仕掛けにもヒットがあり、竿が胴から曲がり、竿先が何度も大きく上下した。電動リールのスイッチをオン、抜き上げたのは2・5キロの良型だった。
吉田船長に「釣果に差が出る釣りとはどういうこと?」と尋ねると「タナの設定がとても重要です。ただ、使用する仕掛けの全長がそれぞれ違うので、食ってくるタナも微妙に異なります。当たりが少し遠くなっても、見つけたタナを信じて!いじらないのが良いでしょう」と教えてくれた。
新潟市の石附勝治さん(70)は「28メートルで来ました。テクニックが必要とされますが、難しいとかえってやる気が出ます」と2点掛けを決めた。この日のトップは30匹、筆者は16匹でサワラ釣りの奥深さを実感した。タナ探しに課題を残したが、数を伸ばす“コツ”の糸口をつかんだ感触も。次は実践するのみ。(がまかつフィールドテスター、ヤマトヨテグスフィールドテスター、マルキユーフィールドスタッフ)
◇当日の仕掛け ハリス=ヤマトヨテグス・フロロプロハリス30号45センチ、幹糸=同・プロラインKIWAME40号、ハリス連結部=イシナダ釣工業・ステン親子1×2。
▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、新潟東港・鈴木釣具店=(電)0254(27)2639。サワラ船の出船時間要問い合わせ、乗合料金は1万円。