フィッシングニュースフィッシングニュース

勝利のシャウト 120センチ級、Wドラゴン 最後のポイントでまさかの“フィーバー” 

2024年09月02日 04:30

社会

勝利のシャウト 120センチ級、Wドラゴン 最後のポイントでまさかの“フィーバー” 
最後のポイントで幅広のタチウオを釣り上げることに成功。うれしくてシャウト Photo By スポニチ
 【ヘビメタが釣る!】ヘビメタバンド「SEX MACHINEGUNS」のリーダー・Anchang(あんちゃん)が東京湾のタチウオに挑んだ。相手は“メタル”色でこわもてと共通点も多い両者だが、類は友を呼べるのか!?

 素晴らしくいい話が舞い込んできました。「“ルアタチ”が爆釣しているらしいよ~」。もちろん行きます。横浜新山下・渡辺釣船店へ向かいました。横浜の山下公園辺りを船で眺めながら沖へ。前情報によればメタルジグのカラー選択や、誘い方のパターンなども気にせず適当にやっても釣果が出ます、初心者でも10匹はいけるとのこと。ウキウキしかありません。

 自然相手に絶対はありません。ポイントを転々としながら、船を流し続けますが全然釣れません。話が違うじゃないか!しかも、この日の潮流は非常に速く、釣りづらい。隣の人や、船の反対側の人とオマツリしてしまいます。おまけに前日に降った集中豪雨のせいで水は濁り、浮遊物が邪魔です。お昼前になり少しずつタチウオが上がり始めました。おお、爆釣ではないが釣れないわけでもないのだな。釣りづらさと状況が変わってしまったことは非常に残念ですが、現在東京湾にタチウオが大量に入ってきていることは間違いないようです。タイミングが良ければ、また爆釣すると思われます。

 この日のボクは寂しい釣果でしたが、常連客はそれでもコンスタントに釣り上げておりました。速いピッチよりは、スローな誘いがよかったみたいでした。水深が30~60メートルと幅が広いので、使用するジグの重さは船長の指示に合わせてください。そうでないと、オマツリして他の人に迷惑をかけてしまいますからね。

 釣り時間も残すところ1時間ほどになり、焦りを超えてどう釣りルポを書けばよいのか?と悩み始めた頃、最後のポイントに船が入りました。ここでまさかのドラゴンフィーバーです。数釣りは残念な結果になってしまいましたが、メーターオーバーが釣れ始めました。モンスタークラスではないですが指幅5~6本クラス、最大で124センチが出ました。こんなボクにも120センチクラスが2匹も釣れちゃいました。それまで、細身のアベレージクラスを4匹しか釣っていなかったのですが、最後の最後にドラゴン追加です。重量に換算すれば、10匹釣るより多いじゃないか(笑い)。

 しつこいようですが、僕が釣行に行ったこの日が、たまたま渋い日だったようで、まだまだタチウオフィーバーは続くと思われます。その証拠に、乗船客数はかなり多いです。行くなら今です。急いでください。ただし、乗船客数が多いということは、オマツリしやすいということです。また、タチウオの歯でラインが切られ、ジグをなくすことも多くあります。あと、潮流、水深にも幅があるので、重さのバリエーションも数多く用意しておき、挑んでくださいね。

 ◇当日のタックル 竿=「サーベルチューンBB」B66ML、リール=グラップラーCT150XG、ライン=「タナトル8」1号(以上シマノ)、リーダー=ナイロン40ポンド(サンヨーナイロン)、ジグ=センターサーディン(シマノ)、チビマサムネ・メタルフォーカス(スミス)他80~120グラム。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、横浜新山下・渡辺釣船店=(電)045(622)8381。出船時間は午前7時、乗合料金は1万円。タチウオ船は各地から出船中。

 ◇Anchang(あんちゃん)本名・安藤弘司。ヘビメタバンド「SEX MACHINEGUNS」のリーダーでボーカルとギターを担当。代表曲には故郷・愛媛の名産品を歌った「みかんのうた」などがある。無類の釣り好きで、釣り歴は40年以上。

コラムランキング

バックナンバー

【楽天】オススメアイテム