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大物祭り大興奮!!キメジ8・2キロ 数年ぶりに本ガツオもキハダも活発 平塚・庄三郎丸

2024年08月21日 04:30

社会

大物祭り大興奮!!キメジ8・2キロ 数年ぶりに本ガツオもキハダも活発 平塚・庄三郎丸
8・2キロのキメジをつり上げ大興奮の栗山さん Photo By スポニチ
 【ココが一番!】相模湾が激アツだ!本ガツオ、キメジ(10キロ以下のキハダ若魚)が活発な食いを見せるのは数年ぶりのこと。湾内各所で群れを追う大船団。どの船もヒットが続く。今季はどうやら当たり年!?(スポニチAPC・林 悠二)

 例年と違うのは、本ガツオがデカいこと。3~4キロは当たり前、5キロ超級の大物も交じるのだ。おまけにタナを少し深く取るとキメジもヒット。20キロを超すキハダも顔を見せ始め、ここ数年の低調さを一気に取り戻す勢いとなっている。

 この朝、10人が乗った平塚・庄三郎丸17号船。「カツオが大きいからハリスは16~18号、2~3メートルで狙ってね」と後藤久船長。

 まずは鳥山や魚の跳ね探しだ。そのうち2カ所で船団を発見。二十数隻の固まりに合流した。

 片天1本バリ。コマセと餌はオキアミ。餌は尾の先を切って1匹掛け。「タナは20~30メートル」。投入合図だ。カツオはタナが浅いのが相場。で、中間を取って25メートルに照準を絞り、28メートルで止めてコマセを振りつつ25メートルで当たり待ち。ほんの数秒後。強烈な当たりがあり、元気いっぱい3キロ級の本ガツオをゲット。周囲の各所でも竿が曲がり、取り込みに大わらわ。相手はここ数年見なかった大物ぞろい。ハリス切れやハリ折られもある。

 船首とトモで2人がエビングで攻めていた。狙いはキハダ。ハリの先にソフトワームを付けた一種のルアー釣り。来たぁー!最初に掛けたのは船首。茨城県阿見町の栗山佳尚さん(52=遊漁船業)だ。やりとり数分後に上がったのは8・2キロのキメジ。「ハリス22号、30~40メートル間でヒットしました」。初物を手にうれしそう。

 一方、本ガツオを順調に釣り上げていたのは、神奈川県伊勢原市の柏木聡さん(64)。どれもデカく、5匹で大型クーラー満タン。「6匹目からは周囲に配りました」と余裕を見せていた。

 台風が関東に大接近する前のこの日、カツオのナブラは浮き加減で、10~15メートルの浅ダナでよく当たった。「キハダも船下を大行進した時があったね」と後藤船長。今後のキメジ、キハダの展開がとても楽しみだ。

 ≪マグロ好き娘へ5キロ級キメジ!!≫「娘2人がマグロ系のすき身が大好き。喜びます」。かすれ気味の声で5キロ級のキメジを掲げたのは、相模原市の小玉鮎実さん(33=会社員)。17歳で出産した高校生を叱りすぎて声が出ないのだとか。昨秋、釣りにハマって以来、週1ペースで宿通い。本ガツオを2匹追加し「面白い。毎日でも釣りたいな」とほほ笑んでいた。

 ≪サメに襲われ…≫水面まで抵抗を繰り返した銀鱗(ぎんりん)。が、次の瞬間、ラインが25メートルも引きずり込まれた。ハリ先に付いて上がったのは、無残にも上半身だけのカツオ。表層でサメに襲われたのだ。サメの被害は付きものだが、この日の被害者は筆者だけ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、平塚・庄三郎丸=(電)0463(21)1012。出船は午前6時。乗合料金は1万4000円、女性・学生3000円オフ。オキアミは1000円。キハダ&本ガツオ船は各地から出船中。

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