フィッシングニュース
“トラキラー”誕生の予感!!真ん丸35センチ
2024年08月06日 05:30
社会
わずか10分でエボシ岩沖(水深20メートル)に到着。タックルは1・8メートルの極先調子のフグ専用竿、PE1号を巻いたベイトリール、オモリは10号と軽量なので一日誘い続けても疲れが少ないのがうれしい。仕掛けは食わせ用の3本バリと、カットウバリを組み合わせた「チラシ」を使用。餌は2センチ大にカットしたアカエビで狙う。
開始から約2時間は餌取りの多さに苦戦したが、秋山さんの先輩である山口英樹さんの竿が突然絞り込まれた。掛かったのは30センチ級のショウサイフグで「これはから揚げにすると最高です」とニンマリ。さらに大型カワハギ、25センチ級のショウサイフグを連発。かつて米国で波乗り修業したという本格派サーファーでもある山口さん。湘南の海ではフグ釣りで好調の波に乗った。
一方の秋山さん。ポツポツと釣り上げるものの、掛かってくるのはサバフグのみ。本命の当たりは遠く「こんなはずじゃない」とギアを一段入れ直し竿先に集中。終了が約1時間と迫る中、竿を左右に振られる強烈な引きがきた。仕留めたのは真ん丸に膨らんだ35センチのトラフグだった。
「少し遠めにキャストしたら、いきなりドンときた。根掛かりかと思うほどの重量感でしたが、横に泳いだので大型だと確信した」と興奮気味に話す。過去の釣行でもトラを仕留めており“湘南のトラキラー”の誕生を予感させた。
≪迷わず強く合わせて≫来月の体験会についてインストラクターの今井寿美礼さんは「初心者は合わせが小さくなってバラすことが多いですが、当たりを感じたらバシッと、迷わず強く合わせることが肝心です」とアドバイス。沖右衛門丸の木村研二船長は「潮が明るくなり始める時季なので、釣果も上向くはず。湘南のフグ釣りをぜひ楽しんで」。体験会当日は期待できそうだ。
◇今後のシップスマスト釣り体験会&大会 (1)ショウサイフグ体験会=9月8日(日)、茅ケ崎・沖右衛門丸(募集20人)=キャンセル待ち(2)アオリイカ体験会=10月24日(木)、平塚・庄三郎丸(同14人)=以上、女性限定(3)東京湾タチウオジギング・ペア大会=11月17日(日)、深川・吉野屋(男女ペア。募集20組40人)。
▼問い合わせ スポニチ事業部=(電)03(3820)0651(土日祝日を除く午前10時~午後6時)。