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カイワリ、マアジ、イナダ…秋の実りだ、特大ウスバハギ 本命シマアジ不発でも 伊東・加納丸

2024年09月18日 04:30

社会

カイワリ、マアジ、イナダ…秋の実りだ、特大ウスバハギ 本命シマアジ不発でも 伊東・加納丸
特大のウスバハギを掲げる柏木聡さん Photo By スポニチ
 【ココが一番!】静岡県東伊豆・伊東沖のシマアジが狙い目だ。昨年秋には爆釣があり、十分期待が持てる対象魚。時季も良し、今季の様子見で早速、加納丸へ。狙いが的中、大きな当たりがあったのだが――。(スポニチAPC・林 悠二)

 強烈な突っ走り、加えて食味の良さ。一度でも経験したら“沼る”シマアジ。ここ伊東沖では以前、良型を掛けていて勝手は分かっているつもりのターゲットだ。

 この朝、4人が乗船。「タナは30メートル。5メートル余分に下ろし、1メートルずつ上げてタナに合わせて」。午前5時半に加納隆船長から投入合図が出た。「コマセが切れると食わない魚。とにかく手返し勝負です」のアナウンスを背に、誘い上げると早くも引き込む当たり。今回はコマセ煙幕増強のため、冷凍アミを持参している。

 第1投で顔を見せたのは35センチの大イサキ。産卵後とは思えないほど体形が復調、丸々と太っている。近くの僚船も、本命はまだ出ていない様子。

 左舷で手返し良くイサキを連発する人がいた。「先週、同行者が2・1キロの本命を上げたのでね。今度こそ…」とは神奈川県伊勢原市の柏木聡さん(64)。右舷では同秦野市の柏木忠史さん(59=バス運転手)がイサキとサバを交互に上げている。「かつて4キロ級の大物を仕留めて以来ハマっています」。月2回ペースで通う常連さんだ。

 水温が27度台と高いため、船長の言う通り餌取りが激しい。指示ダナ16メートルに場所を移した時だ。

 余分に下ろした5メートルのタナ取りを早めにするうちに指示ダナの少し手前でググン!ハリスを5→4号に落とした直後。強い魚信の後、一気に沖に突っ走られる。引きの強さに、本命間違いなしと確信。が、ラインが10メートルほど出たところでフワリ。テンションが消えた。

 片天3本バリの自作ウイリー。天ビン手前のハリに掛かった形跡があった。チモトの結びが反転してバレたのだ。結びが甘かったか、残念。午前9時からの第2ラウンドはマダイ五目。80メートルの深場だが投入するたびに当たりが出る。30センチ級のカイワリを筆頭に大・中マアジ、特大ウスバハギ、イナダ…。シマアジは小型1匹だけ。本命は次回にお預けとした。

 ≪白身は薄造り、鍋で人気≫40~45センチのウスバハギ。カワハギ仲間では最大級のサイズ。透き通った白身は薄造りや鍋で人気。柏木聡さんも2匹上げニッコリ。船長によれば船のエンジン音に誘われ水面まで浮上するとか。餌取りの代表格だ。白身魚が大好きな家人、大皿の半分をペロリ。「また釣ってきてね」と懇願された。

 ▼加納船長の話 例年9月下旬から10月にかけて釣れています。今年は正月明けまで続きました。1~2キロ級が主体で3キロ級も。今季のXデーもそう遠くなさそう。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、伊東・加納丸=(電)0557(37)0681。午前4時半集合。乗合料金はコマセ・氷付き1万2000円。予約制。宇佐美・清貢丸=(電)0557(48)9110=からも出船中。

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