フィッシングニュースフィッシングニュース

“師匠”超え!!藤田さいき、タチウオ13匹竿頭 湾タチ初挑戦でもセンス×強運で 八景・鴨下丸

2024年08月10日 04:30

社会

“師匠”超え!!藤田さいき、タチウオ13匹竿頭 湾タチ初挑戦でもセンス×強運で 八景・鴨下丸
藤田さいきプロ(左)の腕前はピカイチ!同時にヒットに笑顔、笑顔 Photo By スポニチ
 【石坂衣里の何でも釣ってやろう!】癒やし系の“釣り姉貴”こと石坂衣里が、釣り友で女子プロゴルファーの藤田さいき(38)と東京湾のタチウオ釣りへ。湾タチ初挑戦の藤田を前に、師匠・石坂は腕前を発揮することはできたのだろうか…。

 「試合の合間の休みに、釣りに行きましょう」と誘ってくれた藤田さいきさん。実は彼女、時間があれば釣りのことを考えちゃうほどハマっていて、遠征先でも近くに海があると陸から竿を出すこともあるんだそう。普段手にしているのはゴルフクラブですが、釣り竿に持ち替えても抜群のセンスの持ち主なのです。

 船釣りなら狙い物は何がいいのかな?と頭をフル回転させ、東京湾のタチウオを狙うことに。神奈川県八景・鴨下丸に到着すると「タチウオは初めて」ということなので、まずは釣り方のレクチャーから。「こんな感じですか?」と半信半疑な様子でしたが、あっという間にマスター。その上、当たりが少なく同乗者が悪戦苦闘する中でも、コンスタントにタチウオを釣り上げていく。センスに強運ぶりがプラスされている、とただただ感心してしまいました。

 隣で釣っていたさいきさんに「どうしてそんなに釣れるんですか?凄すぎます」と尋ねると「師匠の釣り方をマネしてるんですよ」とニッコリ。え、師匠?師匠ってまさか私のことですか。釣りだけじゃなくて、気遣いもプロ級。うれしくて船上でニヤニヤしちゃいました。

 タチウオは思い思いの釣り方が楽しめるターゲットですが、鴨下丸ではテンヤと片天ビンで狙います。見渡すと小ぶりながら天ビンの方がヒットしているようなので、早速仕掛けチェンジ。上がってくるのは指幅3本(F3)分から3・5本が主体で、時折掛かるF4は引き味も十分。とはいえ天ビンに餌を付けて狙う場合、竿先への違和感で合わせたのにヒットしない、空振った…ということはよくあること。この時に仕掛けをすぐ上げるなんてもったいない。カラ合わせが誘いとなって、タチウオの捕食スイッチが入ることも多いのです。しかも狙った餌への執着が強いので、少し待つのもいい方法です。釣りは空振りしても大丈夫。見られているとちょっと恥ずかしいけど。

 釣りに戻りましょう。餌をチョン、チョンとつまんでいる感じが伝わり「早く食べてよ」と心の中で叫びながら、駆け引きしているといきなりズドーン!しっかりと食いつかせた時の感覚は、最高に気持ち良くて大好き。釣れちゃったではなく、狙って釣った感じはもうたまりません。勝負の世界で生きるさいきさんには、駆け引きがある魚は絶対に好きなはずと思った通り「楽しい、楽しい」を連呼していました。いかにもタチウオ釣りが得意な感じですが、釣果はさいきさんが13匹で竿頭、私は11匹。ムムム…師匠の看板は下ろさなくては。今度はドラゴン級での勝負にしよう。

 帰港後には2人で鴨下丸近くのファミレスへ。今度は何狙う?と女子トーク。しかも、私のゴルフが上達しないことを相談したら、ばっちりアドバイスを頂けました。

 ◇当日のタックル 竿=サーベルマスターテンビンM165、サーベルマスターXRテンヤ82MH180、リール=プレイズ400、ライン=「タナトル8」1・5号(以上、シマノ)、仕掛けは天ビン用=船太刀魚の基本2/0+からまん船天秤35センチ+オモリ60号、テンヤ用=掛獲船太刀魚テンヤ40号(以上、オーナーばり)。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、八景・鴨下丸=(電)045(781)8410。出船は午前7時20分、乗合料金は9000円。

 ◇石坂 衣里(いしざか・えり)1979年(昭54)生まれ、群馬県出身。釣り糸「サンヨーナイロン」アンバサダーとして活動。ヘラやトラウトの淡水のほか、沖釣りへも通い詰める。

コラムランキング

バックナンバー

【楽天】オススメアイテム