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マダイ 初挑戦のコマセで1投目いきなり2・3キロ 一足早く“海の紅葉狩り”行ってきました

2024年09月19日 04:30

社会

マダイ 初挑戦のコマセで1投目いきなり2・3キロ 一足早く“海の紅葉狩り”行ってきました
初挑戦なのに“紅葉ダイ”を釣り上げることができて幸せいっぱい Photo By スポニチ
 【釣り女子アナの伝えたいこと】釣りが大好きなアナウンサー・大塚ひとみが海で“紅葉狩り”!?開幕したばかりの秋のマダイを狙いに、千葉県勝山・庄幸丸に乗り込んだ。

 マダイ船のかじを握るのは庄司徳勝船長。「夏は産卵を終えて痩せ気味なんだけど、秋になると再び餌を食べて脂が乗り始めるんだ。マダイがいる水深に的確に餌を落とすことが大事だよ」

 出船して5分。暗がりの中、最初のポイントに到着。水深は80メートル。基本の仕掛けは片天1本バリ、オモリ80号。ハリスは4号10メートル。コマセ付け餌は共にオキアミを使う。

 私はコマセのマダイ釣りは初挑戦。指示ダナは65メートル。コマセをまいてタナで待つとググーン!え?もう?1投目で来た。途端に手元にこれまでに感じたことがない重みが伝わってくる。きしむ竿をなんとか抱える。

 駆けつける船長。「パワー負けしないで。竿の持ち手をおなかに当てて頑張って耐えて」。押しては返す、押しては返す。汗を拭いながら大物の鼓動を引き寄せる。10分近く格闘し、その瞬間は日の出とともにやって来た。やった~、ネットに入った。船中のお客さんの注目を集める中、朝日が照らしたのは真っ赤な背中。腹にかけて白がまじる美しいグラデーション。紅葉ダイだ。引き上げて重さを量ると2・3キロ。拳を上げ喜びをかみしめた。

 秋のタイが赤く染まる理由は、荒食いする餌がエビやカニなど赤い天然色素を持つものが多いためだという。まさに自然が生んだ海ならではの紅葉だ。

 その後はイサキやサバ、30センチオーバーの大きなマアジなど、オキアミ餌ならではの五目釣りを楽しんだ。私が釣ったマダイは朝の1匹だけだったが、船全体では最大魚。心が躍る釣行だった。

 庄司船長は「年末や年始用に家族のために釣りに来られる方が増えますね。そのお手伝いができたらうれしい」と話す。価値ある1匹だ。

 残暑は厳しいが季節は移ろう。

 ≪船長助言で貴重な良型≫隣席で竿を曲げていたのは千葉県八千代市の守屋裕司さん(49=美容師)。初めは速く巻き上げていたが、船長の「もっとゆっくり巻いて」という声掛けでペースチェンジ。貴重なマダイを手に入れた。守屋さんは「常に操舵(そうだ)室から見守ってアドバイスをくれる船長。おかげでオデコ逃れしました」と感謝。

 ≪最高のご褒美しゃぶしゃぶ≫この日の夕食は「マダイのしゃぶしゃぶ」。アラでだし汁をとり、そこに厚く切った身をしゃぶ、しゃぶ。う~ん、ぜいたく。上品な味わいの中、かめばかむほど口の中にうまみが広がる。最高のご褒美だ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、勝山・庄幸丸=(電)0470(55)3005。出船時間は午前5時、乗合料金は1万2000円。

 ◇大塚 ひとみ(おおつか・ひとみ)1993年(平5)生まれ、千葉県出身。NHKやウェザーニューズなどを経てフリーのアナウンサーに。釣り一家に生まれ、さまざまな釣りに挑戦中。

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