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コスパ最高!?100均ジグで61センチのレイク…ブラウンも 日光・中禅寺湖 禁漁期直前に大ヒット

2024年09月29日 04:30

社会

コスパ最高!?100均ジグで61センチのレイク…ブラウンも 日光・中禅寺湖 禁漁期直前に大ヒット
100均ジグで釣った今年最後のレイクは61センチ。ジグよりフックの方が高額でした Photo By スポニチ
 【奥山文弥の釣遊録】大型マスが釣れる湖として知られる栃木県日光の中禅寺湖は、20日から禁漁期に入っています。筆者たちはその直前の18日に行ってきました。湖畔に建つ民宿おかじんに前泊し、翌朝の午前4時半に出船。辺りはまだ薄暗いのですが、昨年はその直後の1投目でヒットしたので期待大です。そして今回は100円均一ショップのジグで釣ることも目的に入っていました。

 民宿おかじん桟橋の20~30メートル沖辺りに魚探をかけ、魚群を探しましたが一向に見当たりません。時折ワカサギの群れが映るので、それに付いていないかとジグを投入することを繰り返しましたが、当たりません。そのうちに明るくなってしまいました。朝マズメのベストタイムをノーフィッシュで過ごしてしまいました。午前6時半ごろには日が差してきました。魚探のかすかな反応がありジグを沈めてみると、筆者に本日最初のヒットがありました。61センチのレイクは100円ジグにヒットしたのです。「これでジグは何でもいいと証明されたね」と一安心。

 そしてすぐに同行者の三上隼平さんのタングステンジグ「ラスパティーン」にヒット。50センチのブラウンでした。さらに同じ場所へ戻って釣りを続けると、中村渚さんの100均ジグに強烈な当たりが。ロッドが根元から曲がり、必死に耐える中村さんでしたが、バレてしまいました。なんだったのでしょう?残念でした。3連発の後は当たりがなく、いったん宿に戻って朝食に。桟橋ではトロリングの常連客が釣果情報をくれました。それによれば、レイクやブラウンは思ったよりも浅い水深でワカサギを追いかけていると。

 朝食後には十分に休憩を取り、再び出船。今度は15メートルぐらいの浅場を中心に探っていきました。過去に実績があった場所の岸寄りを重点的に攻めていくと、三上さんに強烈な当たりがあり、これは大物かと上げてみると、またもやブラウンでした。「今日の狙い方は間違いなくこれだ」と決心し、2人に効率よく釣ってもらうためレッドコアによるトロリングを勧めました。引くのはウッドベイトというハンドメードルアーです。

 開始してすぐに三上さんにまたブラウン、そしてレイクも続きます。浅場攻めが効いたようです。中村さんにもレイクが2連発し、大満足のところへ今度は2人そろってヒット。中村さんが自己最高記録の54センチのブラウン、そして三上さんにはレイクでした。そしてヒットは続きます。

 ラスト1時間は再びジギングに戻り、気になる山側の上野島周辺探りましたが反応なし。急いで朝のポイントに戻るとワカサギの群れが魚探に映りました。そこへジグを落とすとダブルヒット。中村さんがレイク、三上さんがブラウンを釣り終了になりました。なかなか群れを見つけられなかったこの秋の中禅寺湖でしたが、終わってみればブラウン8匹、レイク7匹という大満足の釣果でした。来年もまた解禁から何度か行ってみようと思います。(東京海洋大学元客員教授)

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、民宿おかじん=(電)0288(55)0410。トラウト類は禁漁中で、10月31日までワカサギが楽しめる。

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