フィッシングニュース
連携プレーでニジマス“ネットイン” 女子プロゴルファー・藤田さいきのアシストで待望の1匹
2024年10月09日 05:30
社会
それぞれが好きなルアーをチョイスして実釣スタート。私はまず1・5グラムのラメ入りオレンジ黄のスプーンで表層、宙層、底の順番で探るも当たりなし。それならばと広範囲に投げてみたものの、生命反応ゼロ。どうやら水温が高くて活性が上がっていないらしい。10月なのに30度近くあるのだから仕方がない。魚も人間も適温じゃないとテンションは上がらないのは同じこと。そういえば以前、お天気がいい日は魚が「今日は人の姿とルアーがよく見えるな」とより警戒すると聞いたことを思い出しました。
2人で手を替え品を替え、さまざまなタイプのルアーを送り込みましたがノーヒット。時間だけが過ぎていきます。少しでも水温が低い場所に入ろうと思っても、流れ込み近くには先客がいるし。そもそも、周囲で釣れている感じはない。当たって砕けろ!投げて投げて投げまくりだ~。
対岸でヒットさせた人を発見。すがる思いでその釣り人のすぐ隣に入れてもらう“失礼しますね作戦”を実行。水面に魚が悠々と泳ぐ姿が見えているので、まずは表層狙い。すると、フローティングミノーをキャストしたさいきさんにヒット。魚をすくう係は私。ピューッとラインを出して逃げていく魚を手前まで寄せてもらい、良型ニジマスをネットイン。キャディーのごとく見事な連携プレーは、周りの人たちの注目を浴びていました。
よし、私の番と気合を入れたら、次のヒットもさいきさんに。何が違うの!と思っていたら「これ使いますか」とヒットルアーを貸してくれた。優しさ?それとも余裕?どっちでもいいや。お借りします。釣れた人のまねをするのは上達の近道なので、さいきさんに倣いルアーでゆっくり表層を流しているとズドーンッ。いきなりのヒットでビックリ合わせしたから、フックが外れてしまった。内心バクバクも平常心を装いキャストを続けていると、だんだん魚がルアーを追いかけてくるようになってきた。しめしめ、目でルアーを追っていたら、魚がヒットする瞬間を目の当たりに。ロッドで合わせるより先に、リールで巻き合わせだ。
今度はさいきさんがネット係となり、無事にニジマスと対面。夏バテしている魚を釣るのがこんなに大変だとは…。結局、午前中3時間ほどで私は1匹、さいきさんは4匹という結果。前回の東京湾のタチウオに続いての敗北となり、師匠復位の道は長くなりそうだわ。
▽当日のタックル 竿=トラウトワンAS S66SUL―F、リール=ストラディックC2000S(以上、シマノ)、ライン=サンヨーナイロン「GT―Rピンクセレクション」3ポンド、ルアー=パニッシュエリア70F&55F、シボクラMR―F・MKスプーンTRAP他(以上、スミス)、フック=オーナーばり「カルティバSBL―27」「同35」。
≪「にじます亭」で食欲“秋”モード≫釣れたニジマスは、釣り場近くにある「にじます亭」で刺し身や塩焼き、フライに調理してもらった。さすがはご当地マスだけあり食味は最高!数釣りとはいかなかったが、おなかは満たされ幸せいっぱい。気温は夏でも食欲は一足先に“秋”モードになっていました。