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ヒラメのじゅうたん、14匹大盛況 ツ抜けは朝飯前、良型フィーバー!宮城・仙台湾 亘理・きくしん丸

2024年10月16日 04:30

社会

ヒラメのじゅうたん、14匹大盛況 ツ抜けは朝飯前、良型フィーバー!宮城・仙台湾 亘理・きくしん丸
72センチのヒラメをゲットした三浦さん。笑顔がこぼれる Photo By スポニチ
 【菅野順也の釣り巡礼】ヒラメの魚影は抜群で、ツ抜け(10匹以上)は朝飯前の状態が続いているのが宮城県仙台湾だ。海底はヒラメのじゅうたんと思えるほど当たりは頻繁。シーズン後半も好調が続いている鳥ノ海沖に繰り出した。(スポニチAPC・菅野 順也)

 「餌となる小魚が豊富」「適温で盛んに餌を追う」「すみかとなる魚礁や天然の根がある」――仙台湾にヒラメが多い理由には諸説ある。正解は“海の中”のことだけにはっきりはしないが、いくつもの好条件が重なっているのは間違いない。6月にシーズンイン、年内いっぱいは楽しめる。残り2カ月半。水温が安定する後半戦は、釣果も安定してくるので見逃せない。そして大物への期待も…。

 午前5時半に出船。亘理・きくしん丸は航程1時間で、水深35メートルラインへ到着した。ここは海底にツブ根が広がっている。木村竜也船長から餌のマイワシが配られると、釣りスタート。オモリが着底しタナを取り直すと、すぐに「コツコツ、ギューン」と筆者の竿が絞り込まれた。中型だったが、開始3分で本命に出合えるとは幸先よさそう。

 早くも仕掛けを下ろせばヒットする“入れ食い”タイムに突入。竿先の動きに集中していた仙台市の村上文朗さん(70)は「待っていると、突然表れる当たりに驚かされますが、それがヒラメの魅力。でも、今日は待ち時間が少ないですね」と話し、早速62センチをヒットさせた。仕掛けは全て手作りしているという新潟県五泉市の瀬倉毅さん(66)は「ハリスの結び目を補強するなどの工夫をしています。これも楽しみ方の一つですから」とお手製仕掛けで良型を連続キャッチしていた。

 木村船長に数を伸ばすコツを尋ねると「餌をいかにもたせるかが課題になります。マイワシの大きさにはバラつきがありますので、大きい餌はじっくり食わせてから、小さい餌は早合わせ気味の一発勝負。釣り方を変えるのが大切です」とコツを伝授してくれた。大判の引き込みに竿を曲げていた仙台市の三浦龍一さん(68)は「ヒラメ釣りは大物への期待感が魅力ですね。家族もご近所さんも釣果を喜んでくれる特別な魚です」と65センチ、72センチと釣り上げていた。

 この日は最大85センチで、竿頭が14匹という釣果で終了。さすが“じゅうたん”。この勢いはシーズン最後までノンストップで続きそうだ。(がまかつフィールドテスター、ヤマトヨテグスフィールドテスター、マルキユーフィールドスタッフ)

 ◇当日のタックル 竿=がまかつ「デッキステージヒラメ」MH2・5、道糸=ヤマトヨ「PEジギング8BRAIDED」3号、仕掛け=幹糸は同「フロロハリス」8号、ハリスは同6号、親バリ=がまかつ「チヌ」8号、孫バリ=同「泳がせヒラメ」6号、ハリス連結部=イシナダ釣工業「ステンレスワンライン」小。

 ▼釣況 東北地区東日本釣宿連合会所属、亘理・きくしん=(電)0223(35)3552。集合時間は午前5時、乗合料金は餌・氷付き1万2000円。

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