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シイラ122センチ、本ガツオにキハダ 相模湾でグランドスラム

2024年10月13日 05:30

社会

シイラ122センチ、本ガツオにキハダ 相模湾でグランドスラム
初シイラが10キロオーバーだった藤原亮太さん(左)と、ガイドした長男・勇樹。餌はマルキユーの「ギュッとイワシ」 Photo By スポニチ
 【奥山文弥の釣遊録】今月初め、奥山塾の神奈川県相模湾イベントがありました。乗船した8人は午前5時半に出港し一路沖へ。マグロ一筋でいくと玉砕する可能性もありますから、釣れればなんでもありということにしました。今回は釣り餌メーカー「マルキユー」の研究室長・藤原亮さん、亮太さん親子が同船。亮太さんはオフショアは初体験ということで、指導は筆者の長男・勇樹に任せることに。約30分後、いきなりマグロの群れに遭遇。7回のチャレンジで群れは沈んでしまいましたが、親子は初めて見る巨大マグロの乱舞に興奮気味。

 相模湾の中のパヤオ(人工魚礁)に向かう途中、カツオの群れに遭遇しました。ここでジグを一斉にキャストすると、まずは勇樹のルアー「ラスパティーン」にヒット。無事キャッチしたのは3・6キロでした。船中初の釣果です。そして同乗者にもヒットは続きました。この群れをゆっくり攻めれば全員釣果になるかと思っていましたが、その後、2匹をバラしたら群れは沈んでしまいました。逃げた魚が群れを引き連れて行ってしまう、というのは本当みたいでした。

 さてパヤオに到着してルアーを投げてみると、いきなり巨大なシイラが現れました。「凄くデカい、130センチ以上ありそうだ」と勇樹が叫びました。急いで藤原さんが用意してくれたデッドベイト(マルキユー・ギュッとイワシ)をまきました。過去にこの餌で、大型シイラを釣ったことが何度もあるのです。パヤオに近づいた時、筆者がヘサキから見たときには120センチぐらいのシイラが泳いでいましたが、勇樹が「あれじゃなく、もっとデカかった」と教えてくれたので期待して、亮太さんが勇樹の指導で餌釣り開始。

 すぐに他の参加者も餌釣りに切り替えましたが、亮太さんの仕掛けが最も長く出ているからでしょうか?フリーにしたリールから勢いよくラインが出ていきました。「ベイルを返して」という勇樹。すぐに返すと、ギューンとロッドがしなってフィッシュオン。その引き出されたラインの先で、巨大シイラが全身を現してジャンプしました。毎回このジャンプには全員が興奮させられます。その後幾度となくジャンプを繰り返し、10分の格闘の末、船長が出したネットに収まりました。122センチ、10・5キロ。初シイラとしては大き過ぎるサイズです。藤原さんが「私だって109センチまでしか釣ったことないのに」と我が子の釣果を喜んでいました。無線でマグロの模様が出たと情報が入ったのでシイラをやめました。

 マグロ場に着くと素晴らしいボイルは何度もありましたが、なかなかヒットせず苦戦しました。終了間際に三上隼平さんが8キロキメジ(小型キハダ)をヒット。これでシイラ、本ガツオ、キハダが釣れたので船中でグランドスラムになりました。相模湾の激アツはまだまだ続きます。(東京海洋大学元客員教授)

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