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タチウオは断然テンヤ! 神奈川県金沢八景でメーター超5匹をゲット
2024年10月24日 04:30
社会
季節が違うので、釣果の比較にはならないが、どちらが楽しいのかは検証できる。
乗船したのは金沢八景・鴨下丸。髪をピンク色に染めたファンキーな高山将彦船長が有名である。たまたま某メーカーのラインのテストチームが撮影班と一緒に乗船。なるほど、この船はなかなかやり手なのだな、ということが分かる。楽しみになってきたぞ。
船を走らせること20分。早速1投目といきたいところだが、まず餌の付け方が分からない。隣にいた同船者に教えてもらった。25センチほどのイワシの頭を切り落とし、腹を肛門まで切る。内臓を残すか残さないかは、釣り人それぞれらしい。40~50号のテンヤに装着し、ワイヤでぐるぐる巻きにする。さぁ、東京湾に沈めてやるぞ~。
イワシのセットに少々手間はかかるが、仕掛け自体はシンプルなので投入も楽である。45~60メートルの指示ダナへと落としていく。誘い方や、電動リールの速度などを教えてもらっていると早速ヒット。筆者ではなく、教えてくれている人に。さすがです。上がってきたのは、完全な“ドラゴンサイズ”130センチオーバー。えっ、こんなの楽しいに決まってるじゃん。もはや、釣り方がどうのこうのではなく、自分も釣りたいモードになってしまった。
この日の誘いパターンは竿で叩くように、軽くシェークし続ける方が良かった。日によっては、巻き上げるだけの方がいい時もあるようだ。どれくらいシェークするのかを説明するのは難しいので、その時、釣れている人の動かし方をマネするのがいいだろう。
肝心の楽しさの違いであるが、疲れ具合としては餌釣りの方が楽である。ただし、電動リールがあった方が良いので、道具代がかかりますね。あと、餌付けが面倒です。餌の付け方にもなんとなくコツがあったりするようなので、勉強が必要です。一方、ジグはなかなか筋力を使います。カラーチェンジやロスト率も高いので、結局道具代がかかりますね。そして最大の違いは、前当たりがあるかないかです。餌の場合は当たりがあってのらなくても、誘いを入れれば、再度アタックしてきます。いきなりガッツリ食ってくることがほとんどですが、バラしてもまだチャンスがあります。合わせまでのタイミングがジグよりも長くあるので、ドキドキ度はテンヤの方が断然あって楽しいです。
さて、筆者の釣果ですが…5匹という残念な結果でした。正直バラシ回数が多かったです。竿頭は19匹。なんと筆者が最下位でしたが、十分楽しい釣行となりました。ちなみにサイズは全てメーター超でしたので、大満足です。船長によると、これからもっと良くなってくるそうです。まだちょっと早かったね(笑い)。もちろん、また行くし、リベンジしたいです。良くなってくるなんて言われたら、行くしかないでしょう!
◇当日のタックル 竿=サーベルマスターリミテッド91HH170、リール=フォースマスター400(以上 シマノ)、テンヤ=掛獲船太刀魚テンヤ40号、50号(オーナー)
▼釣況 東日本釣宿連合会所属、金沢八景・鴨下丸=(電)045(781)8410。出船時間は午前7時20分、乗合料金は9000円。
◇Anchang(あんちゃん)本名・安藤弘司。ヘビメタバンド「SEX MACHINEGUNS」のリーダーでボーカルとギターを担当。代表曲には故郷・愛媛の名産品を歌った「みかんのうた」などがある。無類の釣り好きで、釣り歴は40年以上。