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鮮やか紅葉にニジヒレピン45センチ トラウトフィッシング発祥の地は2倍の楽しさ 群馬・丸沼

2024年11月01日 04:30

社会

鮮やか紅葉にニジヒレピン45センチ トラウトフィッシング発祥の地は2倍の楽しさ 群馬・丸沼
45センチのニジマスを見事にキャッチした沢さん。この時季の丸沼でドライで釣るのは立派 Photo By スポニチ
 【釣りの旅】日光国立公園内にある丸沼(群馬県片品村)は、日本のトラウトフィッシング発祥の地として知られる。秋はドライフライで大型ニジマスが狙えるチャンス。また、紅葉のかたしな高原をマウンテンバイクで走る人気のアクティビティーを紹介しよう。(バリバスフィールドスタッフ・吉田 俊彦)

 丸沼は標高1400メートルに位置。朝夕は気温が1桁台まで下がり、早くも紅葉のピークを迎えている。筆者は片品村の釣友、沢生道(しょうどう)さんと2人で、大物トラウトを期待して丸沼に釣行した。

 秋晴れ。絶好の釣り日和だ。ボートを借り午前9時に出船。静かな湖を発電所の放水口を目指してこぎ進む。所々にライズがあり、その付近に潮目のような落ち葉の帯があることに気がついた。シンキングラインで潮目の近くをストリーマーで探ると、沢さんのロッドに当たりが来たがバレてしまった。その後は当たりがないまま湖を半周してダムサイトに到着。近くのボートの釣り人に話しかけると、意外なことにドライフライで2匹の釣果とのこと。思い切ってラインをフローティングに変更。我々もドライフライでライズを狙うことにした。

 湖面に葉が集まる付近は、落ちた昆虫も吹い寄せられて絶好のポイントになるはず。ライズポイントの風上側にボートで回り込みトラウトの回遊を待つ。沢さんのキャストしたフライが、突然水面下に吸い込まれた。一呼吸置いたドンピシャのフッキング。次の瞬間大きなしぶきが上がった。走り出した魚はロッドを大きく曲げたまま、底に向かってガンガン潜っていく。どんどんラインが出ていったあと、魚は急に方向転換。一瞬ラインテンションが緩み万事休すか、と思ったが沢さんは上手にラインを手繰り、魚を水面までリフトした。ネットに収まった瞬間、トラウトの口からフックが外れた。シャープな引きを見せたのはヒレピンの45センチのレインボートラウト。フライはバリバス「2120WB」#10に巻いたビートルだった。

 釣りの後のお楽しみなら「かたしな高原マウンテンバイクコース」はいかが?自転車とスキー大好き人間の筆者もゲキ推しで、レンタルが充実しているのでファミリーも手ぶらで楽しめる。

 行きはスキー場のリフトに乗ってマウンテンバイクの醍醐味(だいごみ)である“下りの滑走感”を気軽に体験できる。

 皆さんも晴れの日に高原の風になる体験をしてみてほしい。


 ▼釣況 丸沼・環湖荘=(電)0278(58)2002。入漁料は2500円ほか、ボート代は2900円、土日祝日3300円。今月末まで。持ち帰りは5匹まで、バーブレスフック推奨。10日に「第27回丸沼釣り大会」を開催。かたしな高原MTBパーク=(電)同(58)2161。

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