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400グラムのアオリから“お墨付き” 水面で「ブシュ」ウェア直撃も「面白い」 乗り渋くても全員が笑顔

2024年10月28日 04:30

社会

400グラムのアオリから“お墨付き” 水面で「ブシュ」ウェア直撃も「面白い」 乗り渋くても全員が笑顔
墨だらけになりながら400グラムのアオリイカを釣り上げた駒込さん(右)。講師のヤマシタスタッフ・山中さんも祝福した Photo By スポニチ
 「シップスマスト 女性限定アオリイカ釣り体験会」が24日、神奈川県平塚沖で行われた。参加者27人は庄三郎丸2隻に分乗。テクニックが求められる釣法にも腕前はメキメキ上達し、良型が釣れると船内は大盛り上がりした。(久世 明子)

 庄三郎丸23号船と25号船に分乗した参加者が大海原へ。乗船前に習った「タナは水面から取る」「餌木は4秒に1回シャクる」「アオリが乗ったら道糸を緩めずに抜き上げ」を実践する時が到来した。

 23号船には14人の参加者と講師のヤマシタスタッフ・山中陽介さん、穴沢大樹さんが乗船し航程10分の平塚沖からスタート。正確なタナ取りはアオリ釣りではマストとなるが、指示ダナは「21メートル」「19メートル」とめまぐるしく変化。そんな中、400~500グラム級4匹がパタパタと釣れ上がった。真っ白に輝くアオリの体に全員がうっとり。そして次は自分が!シャクリにも一段と力が入る。

 山中さんは「竿はテコの原理で右手を支点にして、竿尻側の左手を下げるようにして誘うといい」とアドバイス。開始直後とは見違えるほどロッドワークは上達したが、潮止まりとなり肝心のアオリの乗りはストップ。静かな時間が流れていった。

 残り2時間を切ったところで、埼玉県新座市の駒込まゆみさん(50=販売員)の竿が奇麗なアーチを描いた。400グラムが姿を見せたが、水面で「ブシュ」。吐いた墨が駒込さんを直撃し、白いサロペットやシャツが黒色に染まった。「タナを取り直してシャクった瞬間にズーンと。アオリ釣り、面白いです」。2匹目を釣り上げアオリからの“お墨付き”をもらった格好だ。神奈川県平塚市の寺門志乃さん(51=パート)も500グラムを手に「釣れた、釣れた~」と喜びを爆発させた。

 数人が1匹以上を釣り上げることに成功したが、乗りは渋く残念ながら釣果ナシで終わった参加者もいたが、全員が笑顔で終了。リベンジの時はそう遠くはなさそうだ。

 ≪船中1号の700グラム≫◎東京都港区の上島千鶴さん(51=会社経営) 船中1号となる700グラムをゲット。「重くてびっくりしました。釣りたては魚体が透き通るように白くて、とても美しい」と初めてのアオリにホレボレ。(25号船)

 ≪納竿30分前に猛攻≫◎東京都墨田区の蛭田陽子さん(45=公務員) 朝から当たりなしも納竿30分前からの猛チャージで2匹を仕留め「ワゴンセールで購入した小型餌木で釣れました。餌木は値段じゃないですね」と破顔一笑。(25号船)

 ≪初体験の中オモリ≫◎東京都稲城市の大羽裕子さん(54=会社員) 中オモリを使ったアオリ釣りは初体験。半袖でシャクリ続け「1匹目が釣れたオレンジピンクの餌木にしたらヒット。難しいけど釣れた時の気分は最高!」(23号船)


 ▽主催
スポーツニッポン新聞社
東日本釣宿連合会
 ▽特別協賛
シップスマスト
 ▽運営協力
ヤマリア
 ▽協賛
エスビー食品、大塚食品、オカモト、サクラ高級釣竿製造所、サニー商事、上州屋、ダイワ(グローブライド)、タックルベリー、釣り船情報ぎょさん、デジタル魚拓DGS、ハイアールジャパンセールス、ハヤブサ、バリバス、マルキユー、宮島醤油

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