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プルンと当たり…有終キハダ35キロ 面目躍如!?今季最後の相模湾で死闘15分
2024年10月27日 04:30
社会
途中で渓流マンの下畑剣一郎さんが交代し、ミヨシから投げているとライザーベイトに巨大マグロが猛スピードでチェイス。ところがルアーに追いつくや否や反転して戻っていったそうです。見破っているのでしょうが、こんなのを見たらとても興奮しますね。そのうちイワシダンゴも増え、しかもそれは海のあちこちで起こるので、1カ所に船が集中することはありませんでした。
午前7時過ぎに筆者も一度ミヨシに上がりキャスト開始。ボイルしそうなイワシダンゴへシンキングペンシルをキャストし、着水してそのままフリーにしておくとプルンと触るような当たりがありました。そしてベイルを返すと、ギューンとロッドが絞り込まれ、リールから一気にラインが出ていきました。ファーストランは約80メートルで止まりましたが、途中でサメに食われたのではないかと思うほど重くて強い引きに変わり、ラインがどんどん出ていって焦りました。年を取ったものです。約15分のファイトで上がったのは35キロのキハダ。全員で山分けするだけの魚が確保できたと喜びましたが、そのファイト中に、あれだけいた群れは沈んでしまいました。
その時点で午前8時でしたから、まだ時間はあります。マグロを探しつつシイラを狙いにパヤオ(人工魚礁)へ行きました。そこでは巨大シイラが4匹泳いでいたので頑張りましたが、活性が低いのか全く見向きもされませんでした。午前10時を過ぎる頃には風が吹いてきました。船はゆっくり戻りながら魚を探します。波があるので見えにくいのですが、やっと群れに遭遇し、ここで若者たちが一斉にキャスト。いきなり青木渉さんにマグロがヒットしましたがすっぽ抜け。2人には本ガツオがダブルヒット。
その後、4回チャンスがありバラシもありましたが、キメジや大型の本ガツオをゲット。チャンスは続きそうでしたが、波が高くなりストップになりました。今季の相模湾沖釣りは8回。毎回マグロと遭遇し興奮させられました。キャッチした人も、バラした人もすでに来年の夢を見ていることでしょう。(東京海洋大学元客員教授)