フィッシングニュース
ソウギョマスターと夢の120センチ 自己記録130センチ超は幻に 埼玉・元荒川
2024年11月03日 04:30
社会
昼前には場所を移動し、仕掛けを4本入れました。カップ麺を食べようとお湯を沸かしていると、ドバッ、バシャーンと水しぶきの音が聞こえ、その方向のロッドを見ると思いっきり曲がっています。急いでロッドを取り、ファイト姿勢に入る間、魚はその場で嫌々をしていました。ロッドを立てると一気に対岸に走り出しラインが出ていきました。
下流に入ったロッド3本をかわし、その下でのファイトを試みると魚体が見えました。「デカい!今度こそ本当の自己記録だ」と思いました。間違いなく130センチを超えた大物でした。慎重に慎重にファイトし、20分後、岸に寄ってきました。マスターは魚体写真を撮りたいとカメラを構え、筆者は「カメラよりキャッチ優先してよ」と願いました。写真を撮り終わった後、スッと寄ってきたチャンスで取り込みに失敗すると驚いた魚はまた沖へ。ここからゆっくりまたやれば取れると確信していましたが、魚が止まっている状態なのにフッと軽くなってしまいました。ハリス切れでした。大物だから切られてしまうのでしょうけれど悔しすぎでした。
食後、幸運にも入れておいたマスターのロッドに当たりが。ロッドを持たせてもらいましたが、さっきの魚の反動かとても小さく感じました。測ってみると120センチ。これまで何匹も1メートルオーバーを釣り、これ以上はないとマンネリ化していたところ、マスターのおかげで夢の巨大魚が掛かりましたので、この後も大物を追い続けようと思います。(東京海洋大学元客員教授)